「Airport。」
AM4:00。薄暗いホテルのロビーに座り、予約しておいた“Airport行きTAXI”を待っているのだが、15分が経過してもまだ、物音ひとつ聴こえてこない…。
AM4:00。薄暗いホテルのロビーに座り、予約しておいた“Airport行きTAXI”を待っているのだが、15分が経過してもまだ、物音ひとつ聴こえてこない…。
午前中に、G.P.O(中央郵便局)に行って、重くなった荷物の一部を日本へと送った。旅を始めて以来、一体何度こうして荷物を送っただろう。どの国の郵便局にもその国独特の“肌合い”があるけど、インドのそれは、意外なくらいに親切でスムーズな対応であった…。
夜行列車での長旅の疲れを感じながらも、荷物を宿の部屋に置くと、さっそくDelhi(デリー)の町を歩き始めた。ひとまずコンノート・プレイスと呼ばれる瀟洒なショッピングエリアまで歩いて行き、そこからメトロでOld Delhiへ向かうつもりだ。
AM9:30、列車はDelhi(デリー)の町外れにある駅「○○(…名前忘れた)」に到着した。予定到着時刻から、3時間近く遅れたことになる。早朝だからだろうか、空は薄灰色のモヤに包まれ、空気が肌に突き刺さるほど冷たい。時間帯にしては人出が少ないように感じるが、時おり通り抜けていくローカル列車の中の混雑具合を見ると、やはりここが大都会であることをひしひしと感じさせられるのである。
Goaからの脱出は、Vasco da Gama駅発の列車に乗って、2泊3日の長い移動になる。目指すのは、インドの首都、悪名高きDelhi(デリー)である。
GOA(ゴア)で過ごす、最後の午後。Querim(ケリム)のビーチは今日も穏やかで、静かにシミジミと海を楽しむ事が出来ました…。
AM7:00に目を覚ました。朝の涼やかな空気の中、裏庭に出てヨガを始める。最初は少しヒンヤリと肌寒いくらいだが、身体を動かしている内、温まって来た身体が少しづつ汗ばんでくるのが分かる。目を閉じると、静かな空気の中に鳥の鳴き声だけが響いている。木から降りてきたリスが、目の前を横切ってまた別の木へと登っていった。南国の、自然の“濃密さ”がとても気持ちイイ…。
朝起きてみると、見たはずの“初夢”の内容を、全て忘れてしまっていた。
AM10:00。ゆっくりとした目覚めにも関わらず、未だに頭がボンヤリとしているのは、昨日の夜中に教会で参加した“ミサ”の影響だろうか。2間向うにあるキッチンの流しで顔を洗うと、傍にある裏口の扉を開けて、やわらかな朝日の降り注ぐ「小さな庭」へ…。
大晦日の夕暮れ刻。財布とカメラだけ持って、人気のない田舎道を2人、海に向かって歩き始めた。今日は空に細切れの綿菓子みたいな雲が散らばっていて、早い夕方の陽射しが放つ“柔らかな朱色”が、その白くフワフワとした表面に少しづつ映り始めているようだ…。
この辺りには“これ系の犬”がわんさか、そこらを歩き回っているのですが、2人にとって“名前のある犬”は、このAlfie(アルフィー)1匹だけ…。
町の露店で50Rs(≒100円)に値切って購入したWranglerのカットオフジーンズを履いて、ヤシの木々と原っぱの間に延びる田舎道を、海へ、ビーチへと向かって歩く…。
…出る前、少し迷ったが、結局今日もパソコンを持って外出することにした。行き先は昨日と同じArambol Beach(アランボール・ビーチ)である。
バスに揺られて30分。Querim Beachのすぐ隣にある賑やかなビーチ「Arambol Beach」を初めて訪れた。
午後、家のあるQuerim(ケリム)村へと帰る前に、マーケットで少し買い物をした。
“Good Day, Sunshine。”真昼の熱い太陽の陽射しを浴びていると、朝のうちに感じていたクリスマス・ムードが、一気にどこかへ吹き飛んでいってしまうようだ…。
予約はPM7:30だったが、その時間が来る前に、もうどうにもお腹が減ってしまって、「どうせ“口約束”なんだから…。」と、早めに店にやって来てしまった…。
Goaで迎えた“Christmas Eve”の、穏やかな昼下がり。ローカルバスをいくつも乗継ぎ、狭いシートにゴトゴト揺られて、“教会の町”Old Goa(オールド・ゴア)へとやってきた。
荷物を下ろして部屋を歩き回り、ダンステンさんの奥さんが持ってきてくれたチャイとお菓子を御馳走になると、夕方、暑さが和らいだ頃にBeachを目指して散歩に出かけた。
午後になって2人が到着した場所は、周り中をヤシの木の林に囲まれた小さな、本当に小さな村の、目印が何もないバス停の前。どこかから海の香りが漂ってくるような気もするが、目の前にある水面が“海の入江”なのか、それとも“海に流れ込む川”のそれなのか、今の時点ではまだ判断がつかない。既に少しだけ柔らかくなり始めた午後の陽射しの中、重いBackpackを肩に背負って、とりあえずトボトボと歩きはじめた…。
Jodhpur(ジョードプル)での滞在を終え、ここからは広いインドを再び列車で、一気に“南下”して、南インドの楽園「GOA(ゴア)」を目指す…。
荒涼とした大地に張られたボロボロのテントが並ぶ、小さな村の前で開かれた、素敵な演奏会。魅力的なカタチの弦楽器から奏でられるのは、「ボパ」と呼ばれる彼ら部族にしか演奏できない、この土地に伝わる古い、古い音楽…。
旧市街の中心の、小高い丘の上に建つ砦「Meherangarh Fort(メヘラーンガル砦)」の城壁の上から、西の空に沈みゆく夕陽を眺める。眼下には“Blue City”と呼ばれるJodhpur(ジョードプル)の町並みが広がり、その向こうには低い山々の魅力的な“シルエット”が浮かんでいる…。
昼過ぎ、Vickyの作るチーズオムレツを頬張りながら、巨大な砦があるはずの方角を眺めてみる。ここからだと、徒歩20分ほどで丘の頂上まで上がれるらしい。これだけ気持ち良く晴れていれば、夕方にはきっと、砦の向う側に沈んでいくまっ赤な夕陽を見る事が出来るだろう…。
“Pink City”Jaipur(ジャイプル)を離れて、今度は“Blue City”と呼ばれる町Jodhpur(ジョードプル)へ。列車は今日も出発が遅れて、駅の構内で昼飯も食べずに、随分と待たされることになってしまった…。
朝、ホテルの門をくぐった先の、路肩でチャイを売る気のイイオヤジのところで簡単な朝食を。お菓子の様な小さなパンをチャイに付けながら食べるだけだから、それほど腹の足しにはならないけれど、甘くて暖かいチャイの温もりが何となく満足感を抱かせてくれる。
通称「ピンクシティー」とも呼ばれるJaipur(ジャイプル)の旧市街の中は、文字通り“ピンク色”した建物だらけ。その色は適度に抑制された“自然なピンク”とでもいう様な色で、見るモノの心を落ち着かせてくれる、不思議なやわらかさを持っている気がする。
Agra(アグラー)発Jaipur(ジャイプル)行き。列車はAM6:15の出発予定だったが、結局2時間近くの遅れが出て、目的地へと到着した時には昼を随分と過ぎてしまっていた…。
AM6:00起床。窓の外の景色はまだ夜の暗さで、蛍光灯の明りの中で必死に目をこすってみても、全く眠気が覚めてこない。寒いのは昨日の朝と同じだから、前日にきちんと用意しておいた“冬用”衣類をしっかりと着込んで、凍える早朝の裏通りを歩きだした。
Taj Mahal(タージ・マハル)のある町、Agra(アグラー)にやって来た。この町で観たいのはとにかくそれ(Taj Mahal)だけだったのだが、来るとやっぱり欲が出るもので、その他の名所も廻ってみたくなる。
今日もAM7:00前に起床。窓の外に目をやると、前を流れるガンガーの向う側、ぼやけた空の下の方に、橙色で“まんまる”な美しい朝日が浮かんでいるのが見えていた…。
せっかく、「ガンガーを眺められる部屋」に移ってきたのに、朝日を見ようと意気込んでみても、いざとなるとアラームのスイッチを切って眠り続けてしまう、怠惰な日々…。
良く晴れた青空の下、ガンガーの水際に出て、小さめのガートで沐浴するインド人たちの傍にそっと腰掛けた。久しぶりに、太陽の熱が直接地上に届いているのを感じる…。
早朝の暗闇を抜け、最寄りの路地からガンガーに出る。AM5:30。昨日よりも空気が冷え込んでいるようで、一緒に来た薄着のイギリス人女性2人はしきりに「寒い。」と、身体をさすっている。2人が着てきたPatagoniaのモコモコJacketは、やはり正解だったようだ…。
Varanasi(ヴァラナシ)の旧市街の西側を流れる、聖なる河“Ganges(ガンジス)”。
その岸辺に連なる“Ghat(ガート)に腰かけ、穏やかな濁水の流れに心を預ける…。
夜明け前のBuddha Gaya(ブッダ・ガヤ)をオートリクシャに乗って出発し、30分程でGaya(ガヤ)の鉄道駅へ到着した。
Buddha Gaya(ブッダガヤ)とはいえ、町中みんなが僧侶ばかり…なわけじゃない。普通のインド人たちが、普通の生活を送っています。
Buddha Gaya(ブッダ・ガヤ)に着いた。現地名は、Bodh Gaya(ボード・ガヤー)。AM9:00を過ぎたくらいだったが、立ち並ぶ各国の仏教寺院から出てきたたくさんの僧侶たちが行列をつくって狭い通りを埋め尽くし、いつの間にか2人の周り中「坊主頭だらけ」になってしまっていた…。
昨日の日記でも書いた通り、今日はJの代わりにMが腹をこわして、再び部屋籠りしながら過ごす、よく晴れたコルカタ、水曜日の午後…。
宿の周囲を少し歩いて、Mother House(Missionary of Charity)を見学に行って…。今日2人がした事っていったら、それくらいのものだっただろうか。Kolkataでは、どうも外へ向かおうという気力が身体から湧いて来ない。宿の屋上にいつもゴロゴロして、本なんか読んでる西洋人旅行者たちの気持ちが、何となく分かる気がするのである…。
朝食は、Hotelの前の道に出ている露店の1つで、甘くて美味しいチャイと一緒にVeg Curryの添えられたチャパティーを食べた。Kolkata(コルカタ)で迎える、インド3日目の朝。今日も大気はモヤに包まれ、気持ち、外の気温が昨日よりも下がっているようだ。
ガイドブックなどに「伝説の日本人宿」として紹介されているホテル“Paragon”の、すぐ隣りにある同料金帯の宿「Hotel Maria」。その扉の先にあるのは…。
早朝の国境越えで、Birganji(Nepal)からRaxaul(India)へ。リクシャを使って国境を越えていく人が多いようだったが、2人は歩いて行くことを選んだ…。