午後、再び福田さんに連れられて、カトマンドゥのシンボル「スワヤンブナート」へ向かった。ここは通称“モンキー・テンプル”とも呼ばれる程に多くの猿が生息しているお寺で、高台に建つその寺の境内からは、カトマンドゥの街並みとその周囲に広がるヒマラヤ山脈の雄大な風景を一望のもとに見渡すことが出来る…。
“儀式”を見たあとは再びタクシーでの移動を開始し、Kathmandu(カトマンドゥ)に戻る途中にある村々をいくつか見て廻ることとなった…。
富士ホテルに泊っているお客さんの中には年配の“ネパール熟練者”も多く、皆とても親切に「トレッキングの極意」や「ネパールの魅力・過し方」などについて物語ってくれる。
昨夜、Nepal(ネパール)の首都Kathmandu(カトマンドゥ)に到着した。昨日は夜中に近い到着時間だった為に外の様子が良く分からなかったのだが、一夜明けた今日、ホテルを出てその先の細く入り組んだ通りを歩きだすと、そこにあるのは紛れもなく、あからさまなほどの「アジアの喧噪」で…。
昨夜は雨が降っていたのだろうか。窓を開けると、バルコニーの床がしっとりと湿り気を帯びているようで、空は一面、どんよりと分厚い灰色の雲に覆われている…。
このホテルに移ってきてから、今日まで一度も雨が降っていない。この日は特に素晴らしい快晴で、ボカボカと暖かい“散歩陽気”だったんだけど…。
「フェリーは、観光船じゃなくて“渡し船”で充分…。」と書いてから数日、それなのに何故か今、観光用フェリーに乗込んでボスポラス海峡を回遊している…。
宿を移ることにした。別に、今日まで2泊した「Agora Hostel」が悪かったわけではなく、いや、それどころかスゴク居心地の良いホステルだったのだけれど、偶然見つけた2人にとっての“思い出の場所”に、今、もう一度ステイしてみようと思ったのである…。
早朝、まだ夜が明けきらない内に、バスはイスタンブールのアジア側ターミナル「ハレム」へと到着した。本当は、Sinopで乗り込んだ長距離バスがここまで運んでくれると思っていたのだが、実際には数km手前の道端で「あとは、あの市バスに乗り換えて行ってくれ。料金はこちら持ちで、既に払ってあるから。」とアテンダントのオヤジに急かされ、眠りから覚めたばかりのボ~っとした頭のまま、何だか分からない内にその市バスに押し込まれて、それでも何とかドタバタとここまで辿りつくこととなったのであった…。
3日目のSinop(スィノップ)。今日の夜の便でIstanbulに帰る事にしたから、出発時刻のPM7:00まで、今日も一日この町でゆっくり過ごすことに。
Sinop(スィノップ)2日目。
今日は昨日にも増して快晴で、先日までのイスタンブールでの日々が嘘みたいな陽気。もしかしたら、Dongの“雨女”っぷりが、あの天気を呼び寄せていたのかも…!?
アナトリアの最北端、Sinop(スィノップ)の町の周囲に広がる静かな黒海の、深く沈んだような水の色。空が曇っているせいもあるのかもしれないが、確かにこれは、「黒い」といえば、言えなくもないような…。
お世話になったDongの家を出て、今日から数日間のShort Tripに出かける事にした。行き先は、黒海沿岸の小さな町“Sinop(スィノップ)”。
今日も、外は雨模様。イスタンブールに到着して以来、雨の降らない日が1日もない。Dong(韓国人の友人)は、「これがヨーロッパの冬なのよ。去年だって、3か月くらいずっと雨ばかり降っていたんだから。」というけれど、とにかく鬱陶しくってしょうがない…。
旧市街、スィルケジからスルタンアフメット地区の、丘の斜面に広がる風景は、久しぶりに2人の心と体を“記憶の中のイスタンブール”に引き戻してくれた…。
Istanbul(イスタンブール)に到着して、2日目の朝。この町でインドVISAを申請するつもりの2人は、今日の午前中にまず新市街にある日本領事館に行って、「レター」をもらうつもりなのだが…。
Antakya(アンタクヤ)からIstanbul(イスタンブール)までのバスの旅は、今まで旅してきたアフリカ~中東のどの移動よりも快適で順調な旅路であった。「さすが、トルコ。」というところか。サービスはしっかりしているし、車体も新しく、シートの座り心地も今までの国とぜんぜん違う。…そして、その18時間の長距離移動の末に、辿り着いた先は…。ここは、一体どこなんだろうか。そういう思いが頭をよぎる程に、記憶の中のイスタンブールとかけ離れた都会の風景。その中で、地上28階のアパートの部屋の窓際に、2人はただ茫然と立ちすくんでいる…。
早朝、AM5:00発のバスに乗って、そのままSyria(シリア)からTurkey(トルコ)への国境を越える。審査はいたって簡単だったが、こんな朝早い時刻でも国境越えの車が審査所の前に列をつくっており、そこを抜けるのには結局それなりに時間が掛かってしまった。
昨日の不安定な天気とはうって変わって、今日は朝からよく晴れた。Aleppo最後の日という事もあり、朝から夕方まであっちこっちを彷徨い歩いて、この町の通り毎に溢れる活気と喧噪を楽しんできました…。
スークを抜けた先の広場の、中央にどっかりと腰を据えて建つアレッポ城は、2人が事前に考えていたよりも随分と巨大で迫力があった…。
3時間ほどの移動で、目的地のAleppo(アレッポ)に到着した。アラブ語では「ハラブ(新鮮な乳の意)」と呼ばれるこの町は、シリア第2の都市であると共に、この地方でも最古の都市の1つで、今では町そのものが世界遺産に登録されている。
夕方、Hama(ハマ)に戻ってきた。町の中心から離れた所にあるターミナルでバスを降りると、そこから宿までの2km程の道のりを歩いて帰りつつ、町を散策することに…。
かつて、「アラビアのロレンス」で有名なトーマス・エドワード・ロレンスは、丘の上に浮かぶこの城を「世界で最も素晴らしい城」と評したという…。
町を歩いていても、バスや車に乗っていても、本当に様々な場所で良く見かけるのが、現シリア大統領の肖像画や、額に入った写真の数々…。
ダマスカスから、乗合バスで1時間程の距離にある、山間の小さな町「マアルーラ」。ここは、その人口のほとんどがキリスト教徒であり、かつてイエスも話したとされる言語「アラム語」を人々が話すことでも知られている。
Jordan | MIDDLE EAST | Syria
セルビス(乗合タクシー)に乗って、国境の向う、Syria(シリア)の首都Damascus(ダマスカス)へ…。