「晴れた日の午後。」
昨日の不安定な天気とはうって変わって、今日は朝からよく晴れた。Aleppo最後の日という事もあり、朝から夕方まであっちこっちを彷徨い歩いて、この町の通り毎に溢れる活気と喧噪を楽しんできました…。
昨日行ったスークだけじゃなく、アルメニア人地区と呼ばれるあたりにも足をのばし、小さな路地が迷路のように伸びる中を、勘に任せてあてもなく歩いていく。
少し裏手のとおりに入ると人通りも少なくなり、静かで長閑な雰囲気を感じる事が出来る。
…人通りが少なくても特に危険を感じることはあまりない。…そういう時に、ふと「アフリカはもう遠くなったんだ…。」と感じたりします(笑)。
時おり、古い木造の建造物を見かける。2人の泊っている宿の傍にも。
イスラム圏らしい図柄。
キャラクターのあるオッサンの寝姿(笑)。町の雰囲気を代弁している気もする。
暑すぎず、寒すぎず。晴れると、この季節のAleppoはとても過ごしやすい。
途中、学校帰りの子供たちに囲まれた。この傍に、下校途中の子供を相手にしている「ライスミルクドリンク(?)屋さん」が路面営業していて、2人がその飲物に興味を持っているのを知ると、「これ、飲んでいきなよ。」と、タダでそれぞれ1杯づつもらっちゃいました。
この町の人たちも、みんな本当に優しいです。その後通りがかったスイーツ屋でも、「このチュロス、食べてみな。」という感じで、無言で1本タダでくれたし(笑)。
「食べ物をくれる人は、みんなイイ人だ。」というMの確固たる考えの下、「つまり、この町の人たちはみんなイイ人だ。」と、そう解釈して散歩を楽しんでた。
これは、スークの城側の出口付近。茹トウモロコシを売る屋台はどの国にもあるけど、それを削いで皿に盛ってくれるってのは、初めて見た。味も美味し。
他の土地に比べて、この辺りの女性は顔の隠し方というか、“皮膚隠蔽率”が高い気がする。目も覆って、顔全体、身体全体が全く真っ黒な人も多いし。
明日にはSyria(シリア)を抜けてTurkey(トルコ)に入ることになる。短い滞在だったけど、シリアでの日々は、とても素敵で充実してた気がするなぁ。