13 November, 10

「Trekking(Dingboche~Tughla~Lobuche)Day07。」

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AM6:40起床。目覚まし時計はAM6:15に合わせてあったのだが、寒さで寝袋から抜け出すことが出来なかった。そしてもう一つ、窓の外に広がる朝方の空が分厚い灰色の雲に覆われていたという事も、2人の“やる気”を削いだ原因になっていただろうと思う。この寒さと、この雲行きなら、いつ雪が降り出してもおかしくないような気がするくらいだ。

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朝食には「Rara Noodle Soup」という名の、カップ麺をお茶碗に入れただけの簡単料理をチョイス。暖かいスープとお茶碗の熱が、冷え切った身体を内と外から温めてくれる。食事といえば、昨夜のメニューは再びNepali風Veg. Curryだったのだが、当然“おかわり”が付くものと想定して速いペースで食べ進めていたところ、いざ「おかわり!!」…と叫んでみると「んっ、今日は無いよ。」と、冷たくあしらわれてしまったのである。このトレッキングをLukulaからスタートして以来、カレーものでお替りを断られたのは今回が初めて。食堂がだいぶ混み合っていたのは分かるけれど、あれはちょっと、どうにも納得出来なかったなぁ。“食事への期待”を裏切られたMは、かなり憮然としておりました。

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AM7:40、トレック開始。Dingboche(ディンボチェ)の村の裏側に控える小高い丘を登り切ってしまうと、そこからTuglha(トゥクラ)までの約4kmは、なだらかな草原の道を行くことになる。だだっ広いルートの両サイドには今日も5000~6000m級の山々がいくつも現れては消えていき、いくら歩いても風景に飽きるという事がない。上空では、巨大な翼を持つ“鷲”のような鳥が、白い雪に覆われた山を背にして優雅に、そして気持ち良さそうに舞っている。

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そういえば、朝、あれほど分厚く垂れこめていた灰色の雲は一体どこへ行ってしまったのだろう。気が付くと頭上には雲ひとつない空が広がっていて、太陽の光がポカポカと2人の身体を温めてくれていた。

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AM10:15頃、中継地点の村Tuglha(トゥクラ)に到着。村といっても、ここにはLodgeが一軒しかなく、本当に「トレックの合間にお茶を飲む為だけの場所」という感じ。2人も暖かいMilk Teaと持参のチョコレートを腹におさめると、すぐに山歩きを再開した。ここから先は少し急な上り坂が続き、1km程の距離の中で標高が300m上がることになる。風景はますます研ぎ澄まされ、2人を包む“山の空気”は服の上からでもヒリリと突き刺さってくるような冷たさだ。これで太陽が雲の後ろに隠れてしまったら…と、考えたら少しゾッとしてしまった。

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PM2:00少し前、今日の終着地であるLobuche(ロブチェ)に到着。標高4930m。
遅めの昼飯というか、早めの夕飯というか、とにかくトレック後の“腹減り”に耐えきれず、到着後まっ先に食事を注文することにした。メニューは変わらず「Veg. Curry」。今日はたっぷりとお替りできました。

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