「見たことのある国境。」
前にも通り抜けた国境を、今度は逆のサイドから通り抜ける。
イグアスの空は抜けるような青色をしていて、雲もほとんど無いくらい。そして、Rioでは結局感じる事の無かった“夏の空気”が、ここに来てようやく戻ってきていた。
前にも通り抜けた国境を、今度は逆のサイドから通り抜ける。
イグアスの空は抜けるような青色をしていて、雲もほとんど無いくらい。そして、Rioでは結局感じる事の無かった“夏の空気”が、ここに来てようやく戻ってきていた。
Rioを去る日。つまりは今日が、Brasilでの“最後の日”ということになる。
Rioでは、毎年9月以降になるとSamba schoolがカーニバルに備えた練習風景を一般客に公開し始める。
明日はいよいよ、アルゼンチンへの移動の日。
そんなギリギリの最終日になって、今回の滞在で初めて、Rioの青空と真夏の太陽が雲間から少しだけ2人にそのキレイな顔を見せてくれた。
Maracana Stadiumを見た。
本当はこの場所で、ブラジルサッカーの熱狂の中に身を置きたかったのだけれど…。
マラカナ・スタジアムに行く途中で、こんな素敵な路上マーケットを見つけた。
たいして大きな市ではなかったけど、店の造りや色合いが可愛くて、そのせいで売っているフルーツや野菜たちも何だかいつもより可愛らしくみえていたみたい。
Hostelの企画しているTourを利用して、南米最大といわれるRioのFavela(ファベーラ)を訪れてきた。
昨日、こちらの宿に移ってきた時、3日前同じこの宿の受付で出会ったオーストリア人女性“EVA”と再会。色々と話をしている内に、3人とも行きたいと思っているOscar Niemeyerの建築による美術館「Museo de Arte Contemporanea」へ一緒に行こうということになった。
Rio3日目。今日も外には曇り空と、時折落ちてくる冷たい雨粒が…。
そんな残念な天気の中で、2人は今日から宿を変更した。行き先は、先日親切に寝床を手配してくれたCopacabana中心部にあるHostel「Che Lagarto」だ。
Bedから這い出して宿の外の空を見上げると、昨日と同じ分厚い雲が…。
今日もRioは肌寒く、太陽の予感は感じさせてくれない。憂鬱な天気である。
Brasiliaでの1日観光を終えた後、夜行のバスに乗り込んで、さらに移動してRio de Janeiro(リオデジャネイロ)へ。
寝かした長方形の胴体の上に、逆向きになった台形と半円形が置かれている。
傍には空に向かって垂直に立てられた別の“長方形”が2つ並び、それが全体の形のバランスをうまく取っている様にも見える。
バスは、予定通りのAM8:00にBrasiliaへと到着した。
だけどターミナルのデジタル表示の時計を見ると、既に時刻はAM9:00を廻っている!?
自分たちの時計が途中で遅れてしまったのかと思ったけれど、どうやら実際は“時差”の影響であるようだ。サルバドールとブラジリアで、時差なんてあったんだっけ…。
Salvadorから、Brasiliaへ。
足の裏の痛みを懸念していたのだが、当日の朝にはどうにか歩けるまでに回復。
予定を変更することなく、2人はバスターミナルへと向かった。
ドラムの音が、なんてことない昼間の街角から響き始める。
しっかりとサンバコスチュームを身にまとった大人たちの演奏な場合もあるし、こんな子供たちが、それでもかなりしっかりとした演奏を聴かせてくれたりする場合もある。
4日目。
AM7:30に起きて、宿のダイニングで朝食を食べる。
メニューはいつも変わることなく、固めのパンと目玉焼きに、フルーツはバナナ&パパイヤ。それにグァバジュースとコーヒーがついて、かなりボリューム感がある。
午後、治療した足の裏を庇いながら、妙な歩き方のままで雨上がりの町を散歩に出掛けた。
それでもやっぱり足が痛いし、筋肉痛もひどくなりつつあったから、少し歩いてはベンチや階段を見つけて“ひと休み”の連続になってしまう。
空模様のハッキリとしない午前中を利用して、「Capoeira(カポエラ)」のレッスンへ。
場所は旧市街の中心部にあるカポエラ道場で、ほぼ毎日「1回1時間」の“授業”が開催されており、参加費の15レアル(≒\600)を支払えば誰でもすぐに参加する事が出来る。
Salvador3日目の今日も、天気はあまりはっきりしない。
本当は周辺のIsland Tour(ボート)に参加するつもりだったのだが、午前中の煮え切らない空の様子を見て、結局それもやめてしまった。
Salvadorでの2日目。朝、7時にかけた目覚ましの音で起きると、顔を洗って簡単に着替え、宿の食堂で朝食を食べる。
朝、AM8:00前にバスはSalvador(サルバドール)のターミナルに到着した。
ターミナルの中にあるマクドナルドの“朝マック”で朝食を済ませ、次に行くブラジリアへのバスチケットを購入してから路線バスで旧市街へ移動。
一応目当ての宿があったのだけれど、バスを降りた途端に声を掛けてきた客引きおじさんの宿を見に行き、結局そのままそこに泊まる事に決めてしまった。
NatalからSalvadorへ、約24時間の長距離バス移動。
移動時間が長いのも辛いが、バスの料金が高いっていうのも2人にとってはとても辛い。
“Carnatal”2日目。開演時間を過ぎたPM7:00前に会場へと到着したのだが、昨日にも増して参加者の人数が増えている事がひと眼で分かる。
昨日が木曜日で、今日が金曜の夜であるという事は大いに関係しているだろう。早い時間からすでに、“出来上がってしまっている人”もかなり多いようだ。
PM6:30の開演時間ギリギリに会場となるスタジアム前広場に到着したのだが、人出はあるもののまだそれらしき“音楽”は聴こえてこない。
宿の兄ちゃんが「ブラジル人は時間にルーズだから、時間通りに会場に行けば楽にいい場所が確保できるよ。」と言っていたのは、どうやら本当のことだったらしい。
午前中、昨日よりも少し離れた岩場まで歩いて、その周辺の静かな海で遊んできた。
いつものリゾートビーチ地帯を横目に見ながら南へと歩き続け、20分も行くと途端に人が少なくなってくる。そして、白い砂浜の合間・合間に小さな岩場が現れるのだ。
朝一番でPolicia Federalでの用事をさっさと片付け、再びショッピングモールで涼んだ後に、午後一番で“リゾートの気配”が充満した炎天下のビーチへと向かった。
このNatalでの“Carnatal”参加を決めた段階で、VISAの滞在日数が足りなくなる事が同時に決定していたので、今日はブラジルのVISA監査機関である“Pilicia Federal”に延長手続きをしに向かったのだが…。
Natal(ナタル)は、ヨーロッパの観光客などを集めるブラジル有数のビーチリゾート。
年間300日以上は「晴れ」の日であることから、ブラジルの“Sun City”というステータスを持つ。白砂のビーチの上、パラソルの下で横になりながらビールを飲む白人たちの姿自体が、この場所の“リゾート感”を演出している様だ。
30時間を1本のバスの中で過ごす移動というのは、やっぱりあまり経験したくない部類の旅路である。じっと座り続けていた身体のあちこちが凝り固まって、どうにも痛い…。
海に行った。
San Luisのビーチサイドはかなりキレイにリゾート開発されていて、砂浜には沢山の“海の家”というか、おしゃれなレストランやバーが並んでいる。
昨日の夜の、夢のような町の喧噪の気配から醒め、日が差し込んできた窓の外にのっそりと顔を出してみると、そこには星空の下とは全く違った“落ち付いた街”の姿が…。
宿のおばちゃんの好意で夕方まで部屋を使わせてもらえることになったので、今日も日記を書いたり本を読んだりしながら小さな期待を持って“便り”を待ち続ける…。
昨日の夜、Tourから帰って来る2人を待ち構えていた旅行代理店の担当「ラファエロ」(多分20代前半くらい。調子のいい若者って感じ。)から、明日以降の予定について更なる企画の提案があった。
みんな、呆けたように夕陽の落ちる方向を見つめている。
そんな人々の顔さえも風景と一緒に真っ赤に染めあげながら、少しづつ、少しづつ、真っ赤で大きな、まん丸い夕日が砂丘の稜線に近づいてきた。
白い砂で出来た砂丘と透明な雨水が創り出す風景。
夕方のそれは特にキレイだったから、そのいくつかをここに載せておきたいと思う。
その水は、蒼いというよりも“緑がかった透明”な色に見える。
白砂で出来た砂丘の地面が、ここの水をそういう色合いに見せているのだろうか。
昼過ぎにバスがようやく到着したのは、いつものような長距離バス用の“バスターミナル”ではなく、何でもないような町角の未舗装道路の上であった。
船の桟橋から外に出ると、客引きにきたTAXIと値段交渉をしてそのままバスターミナルに移動。今夜の“Sao Luis行き”のチケットを購入して荷物を預け、昼飯を食べるためにBelem(ベレン)の中心地へと向かった。
世界を喰らう!! も更新しました。相変わらず、色々と喰らい続けています(笑)。
珈琲色したアマゾンの流れの中に、たまに見え隠れする大きなピンク色の“尾びれ”。
あれは、もしかしたらイルカのそれなのではないだろうか…。
2日目。Manausを出発してから考えれば、アマゾン川における快適ハンモック生活も既に“4日目”という事になるだろうか。
ここまで来ると徐々に船上での1日の生活にリズムが生まれてきて、「退屈する」時間というのが逆になくなってきたように思う。
今日から再び、船上の人となった。
出発は午後の1時過ぎ。それでも前回と同じように、午前中10時過ぎにはボートに乗り込んでハンモックを吊るす場所取りをしたのだが、なぜか今度の船にはこの前のように大勢の客が乗り込んでくる様子がない。
うす曇りの天気のせいで昨日程の“心地よさ”は得られなかったものの、今日のAlter do chaoも2人にとっては十分に「癒し系」であった。
暖かい浜辺で、1本のビールを2人で分け合いながら飲むときの幸せな気持ち…。
午前中、Santarem(サンタレン)の町を川沿いに歩きながら、昨日の朝ボートで到着した桟橋を目指す。明日の再出発に備えて、事前に乗船券を手配しておくためである。
ビーチ入口のレストランバーでいきなりの「ビール!」を注文し、浅瀬の続く水の中に据えられたテーブルと椅子に腰かけてそいつを飲みながらの優雅な“川”水浴。
こんなに心と身体を芯からほぐすことができたのは、一体いつ以来の事だろうか…。
白砂の広がる、穏やかなビーチサイドの風景。
何も知らずにこれだけ見たら、ここが“リバーサイド”であるとはとても思えない。
Amazon2日目。
早朝に東サイドから射し込んできた太陽の光で目を覚まして、まずは船の周りに広がる景色をぐるりとチェックしてみたのだが、どうやら昨日までのそれとあまり変わってはいないようだ。
AM8:00過ぎにバスはマナウスのターミナルに到着した。
前回来た時から1週間も経っていないのだが、何だかそうとは思えないほど色々あった「ベネズエラの日々」であった。そんな充実の数日間を楽しみ、そして乗り越えて、予定通りの日程で戻ってくることができたブラジル・マナウス。
Brasil | LATIN AMERICA | Venezuela
荒涼とした大地の真ん中を、セミカマ(リクライニングシートの夜行バス)の座席に座って走り続ける2人の今日の目的地は、“Santa Erena de Uairen (Venezuela)”。
ブラジル~ベネズエラ国境を越えてすぐのこの町は、周囲に広がる広大なギアナ高地、特に、小説「ロストワールド」のモデルとなった巨大テーブルマウンテン「ロライマ山」へのトレック基地となる場所である。
昨日の夜、予定時刻を少し過ぎたPM11:20頃に2人を乗せたGOLという航空会社の機体はManaus(マナウス)の空港に到着した。
空港のインフォメーションで長距離バスについての情報を聞くと、“今日この後すぐに更なる長距離バス移動”というのはやはり難しいようである。
昨日から日本語の通じる旅行代理店に入り浸り、安く早くマナウス(アマゾン河流域の起点となる町)に行くための道を探っていたのだが…。
結局のところ、やはり飛行機を使うのが一番早くて現実的なようだ。
ここでこれから先の旅のルートを確認しておくと、ざっとこんな感じで考えてる…。
疲れからか、あまり動きまわる元気はなかったのだけれど、それでも“新しい町を観光しないと”という強迫感から、一応Sao Paulo(サンパウロ)の街の中心部付近を歩いてきた。
サンパウロに到着すると、バス停からタクシーを拾って「Liberdarde」というメトロ駅そばのエリアへ移動した。
夕方、滝から路線バスのターミナルに戻ってみると、昼間と同じおばちゃんがきちんと店番を続けていて、2人の荷物も変わらず“レジ裏”という預け場所(!?)に置かれていた。
そんな荷物たちを受け取り、「グラシア…いや、オブリガード!!」と、馴れないポルトガル語でお礼をいいつつ別のバスに乗り込んで更に長距離バスターミナルへ移動。
国境を越えたあと、バスはFoz do Iguacuの町へと入っていく。
2人は路線バスターミナルの前で降ろしてもらい、大きな荷物を預けておいてからブラジルサイドの「イグアスの滝」へ向かおうとしていた。