21 November, 08

「Santaremの風景。」

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午前中、Santarem(サンタレン)の町を川沿いに歩きながら、昨日の朝ボートで到着した桟橋を目指す。明日の再出発に備えて、事前に乗船券を手配しておくためである。

Santaremの町は、マナウス以上にそこがアマゾン・ジャングルの真ん中であるという事を全く感じさせない“都会”である。リバーサイドは遊歩道がキレイに整備されており、“Rio Tapajosの紅茶色の流れ”と“Rio Amazonasの珈琲色の流れ”がそこでちょうど交わっている様を、のんびりと眺めながら歩くことが出来るようになっている。
途中の道すがら、声を掛けてきたおじさんに何となく話を聞いたら「明日はBelem行きのボートは無いよ。あるのは今日か、明後日だけだ。」…というはなしが…。
ガイドブックには木曜~日曜まで毎日運行していると書いてあるのだが、一体どっちが“本当”のことなのか。少しの不安と疑問をかかえつつ、それでも一応そのまま桟橋を目指して川沿いを歩き続けることに。
空はうす曇りという感じで太陽は雲の向こう側に隠れてしまっているのだが、湿気と熱気は相変わらずで、歩くにつれて汗が額をダラダラと流れおちてくる。
そして、昨日バスで通った時には「以外と近いじゃないか」と思えた“港~市街”の道則が、いざ歩き始めてみるといやいや、なかなかの距離である事に気付かされた。
途中アイスやジュースを随時“買い食い”していかないとどうにもやっていけない暑さだ。

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町はずれの川際では魚介類やフルーツを扱う市場の脇も通り過ぎたが、時間が昼近くになってしまっていたためか、既にそのほとんどは店を閉めてしまっていた。
閑散としたその市場もちらっと眺めるだけで寄り道はせず、ひたすら前へと進み続ける2人。この頃には、「やっぱりバスを使えばよかったかな…」と、後悔の念まで浮かび始めてきている。
これで本当に明日のボートがなかったとしたら、全くやりきれない感じがするなぁ。
それでも歩いた分だけ着実に2人は桟橋へと近づいていき、ようやく到着したところで早速チケット売場の兄ちゃんに声を掛けてみると…
「明日!Belem(ベレン)!?あるよ、1人80レアルだ。」
…おっさんの情報は全くの“ガセ”であったようである。まぎらわしいなぁ、ほんとに。
一応、交渉の末に料金を2人で150レアルにまけてもらい、無事に明日出発の便の乗船券を手配する事ができた。
これでひとまず、「お仕事」はお終い。午後からはまた、あの砂浜の上で…(笑)。

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