うす曇りの天気のせいで昨日程の“心地よさ”は得られなかったものの、今日のAlter do chaoも2人にとっては十分に「癒し系」であった。
暖かい浜辺で、1本のビールを2人で分け合いながら飲むときの幸せな気持ち…。

“豪勢に飲みまくる！”なんてことはこの旅じゃなかなか叶わぬ願いであるけれど、制限されているからこそ感じられる幸せもあるものです（笑）。
午後遅めの到着になってしまったけれど、昨日と同じように木陰のテーブルに寝転がりながらとにかくボンヤリと時を過ごす。今日もやはり、風がとってもやわらかい。
こうして白砂の浜辺に包まれてぼんやり過ごす午後は格別であるが、“Alter～”は対岸から眺めてみても、またとても美しい景色を楽しめる場所である。

現在は時期的に川の水量が少なめようなのだが、ポストカードなどで見ていると、満潮時にはこの白砂の浜がほとんど水没してしまうようである。浜の頂上部に建てられたレストラン・バーの屋根とヤシの木立だけが水面に姿を見せているその様子も、ちょっと見てみたい不思議な“眺め”であった。

昨日は夕方遅くなってバス待ちで虫にやられてしまったので、今日は幾分早めに切り上げてSantaremに戻る事にした。バス停に行くとちょうど向こうの角からバスがこちらに曲がってくるところで、「よっしゃ！」と思わずガッツポーズをしたい気分に。
戻ると一度宿に荷物を置いて、夕方の川辺をしばらく歩く。
夕陽がハッとするくらいに真っ赤で、思わず2人とも立ちどまって見惚れてしまった。
アマゾンに沈む夕日は、心なしか他で見る夕日よりも大きく見えるような気がする。
それでも見惚れていたのはわずかに数分程で、途中からは2人とも“腹が減っている”事のほうがどうにも気になってきてしまって、結局夕陽が落ちるのを見ないままに近くのハンバーガーレストランの誘惑に負けてしまった（笑）。
夜、インターネットカフェでブログを更新。旅の動きが早くなってきた分、日記を書く暇が減ってしまって、なかなか記事が追い付かないなぁ…。