29 November, 08

「30hrs。」

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昨日の夜も、やはりSan Luisの街にはサンバのリズムが鳴り響いていた。

広場のステージの上でサンバ・バンドが演奏を始めると、少しづつ、しかし確実にその周囲に集まる人の数が増えていく。そして、気付いたときにはもうそこらじゅう、踊る老若男女で溢れてしまっているのである。
この乗りの良さ、そしてこの何とも言えない連帯感は、他の国では感じた事のないものだ。

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何となく集まった人々の中に、あっという間に出来上がってしまう“一体感”というか…全く別の話だけれど、この感じこそがやはり、サッカー:ブラジル代表の強さの秘密の1つなのではないだろうかと思えてしまう。
リズムに乗り始めたら、もう止められない、止まらない“楽しさ”。

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1本のビールで早くもほろ酔い気分になってしまった2人も、町に充満するそんなサンバの空気と熱気を感じながら、San Luisでの最後の夜をいつまでも・どこまでも楽しんでた。
そんな心地よい宴から一夜明けた今日は、ターミナルから正午発のバスに乗って、「30時間」の長距離移動でNatal(ナタル)へと向かう。
ブラジルは広い。
余程こまめに小さな町まで見ながら旅をする時間とお金の余裕でもない限り、町から町へとバスで移動するのに20時間以上かかるなんて事は“ざら”である。
ここから先は、アルゼンチン・チリも含めて常に24時間、28時間の移動…なんてのが続いて行く事になるのだが、いくら座っているだけとはいえ、20時間を超えてくる移動というのは、実際なかなかに辛いものだ。
バスの中じゃ車酔いが気になって本も読めないし、眠れば不安定なシートに頭が馴染まずに寝違えてみたりもするし…。
憂鬱だけれど、仕方がない。早く夜メシの食事休憩にならないかな…。

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