「Feel Like India…。」
夜行列車で、成都(チャンドゥー)から昆明(クンミン)へ。車両の種類は前回のラサからの移動時と同じ『Hard Sleeper Class(硬臥)』だが、列車そのものは随分古い『時代モノ』ようで、クオリティーが少しインド時代へと戻った様な印象…。
夜行列車で、成都(チャンドゥー)から昆明(クンミン)へ。車両の種類は前回のラサからの移動時と同じ『Hard Sleeper Class(硬臥)』だが、列車そのものは随分古い『時代モノ』ようで、クオリティーが少しインド時代へと戻った様な印象…。
チベット自治区から中国へと入って来た際に思い描いていた『未来予想図』では、ここ成都(チャンドゥー)に辿り着いた時点でVISA(査証)を延長しようと思っていたのだが…。
再びバスで、成都(チャンドゥー)へと戻る。とにかく今は、少しでも暖かい場所へ移動したいというのが、旅の第一目標である。九塞溝から成都、そして、その後はさらに南へと下って、昆明・麗江・香格里拉(シャングリラ)へ…。
午前中に覗いた青空から予想した通り、午後の天気は晴れ。陽射しの暖かさを全身で感じながら、真っ蒼な湖の連なる九塞溝の散歩道を歩いた。
金曜日の朝の九塞溝。薄く積もった真っ白な雪の中に、エメラルドグリーンの湖面が浮かぶ。澄んだ水の向う側には、朽ちた木々が寂しげに横たわっているのが見える。冷たく張り詰めた冬山の空気は混じりッ気のない清潔感を漂わせていて、それがこの風景の透明感をより完璧なものにしているようだ…。
四川名物!?『四川オペラ』。日本的に言えば、演芸場という感じでしょうか。Sim’s Cozy Guest Houseにて割引チケットを手配してもらい、夕飯後に観劇してきました。
~『世界を喰らう』も久々に更新しました。~
成都(チャンドゥー)に到着した。どんよりと垂れこめた曇り空の下、時おり小雨がパラついているような悪天候にも関わらず、ラサと比べると空気が暖かく感じられる。改札を出た所でガイドブックを広げると、駅前広場でTaxiを拾い、そのまま目当てのHostelへと向かった…。
昨日の昼過ぎにLhasa(ラサ)を出発した2人は、今、青海チベット鉄道に揺られながら中国・四川省の省都『成都(チャンドゥー)』を目指している…。
この1週間、いくつもの小さな村や町を通り抜けながらチベットという国を旅してきたが、やはり一番強く印象に残ったのは、最後に訪れたこのラサという大都市が持つ独特の宗教的な『力強さ』だったろう。ここには、世界のどこにもないような特別な雰囲気が、確かに存在している。
セラ寺を訪れた。前日、ガイドのテンジンから「ラサに来たら、ここは絶対に見ておかなきゃだめだよ。」…と言われた、その理由は多分2つ。1つは、この寺で公開されている『砂曼陀羅』の見事さであり、もうひとつがこの、一休さんでもお馴染みの『禅問答』…。
夕方、気が付いたら2人はポタラ宮の傍に戻って来ていた。「夜のポタラ宮も見てみたいな…。」そう思ったのはいいが、ただ待ち続けるには外の空気があまりにも冷た過ぎる。風にさらされた顔や指先に千切れそうな痛みを感じて、ひとまず目の前のデパートに逃げ込んだ。窓からポタラ宮が見えるカフェで、簡単な食事を摂りながら時間をやり過ごす。午後から出はじめた灰色の雲が、夕陽を受けて不思議な色に染まっていくのが見える…。
午後、ジョカン(大昭寺)を見学。ここは、ラサの旧市街地区の中心にある吐蕃時代の寺院で、創建されたのは7世紀中期。昨日、2人が迷い込んだ「アメ横のような活気の通り」は、この寺を囲む環状の通路であったのだ。ちなみにこの“巡礼路”の方は、バルコル(八廓街)と呼ばれているらしい…。
Lhasa(ラサ)の象徴、そして、チベットの象徴ともいえる巨大建造物『ポタラ宮』。
宿から歩いても30分ほどの距離を、一行はTourバスに揺られて移動してきたのだが…窓の外にその威容が姿を現したとき、ふと身体が震えるのを感じた。写真でしか見た事のなかった風景。ウソみたいに晴れ渡った空の青さに、この場所の持つ不思議な力を感じた…。
夕方、Lhasa(ラサ)に到着した。宿は旧市街の伝統建築的な建物で、内部の装飾などは寺院建築と似た雰囲気。部屋も素敵で、何よりベッドに“電気毛布”が敷かれているのが、とっても嬉しい。ここまで、チベットにおける最大の敵は、何と言ってもこの泣きたくなるような“寒さ”なのだから…。
いよいよ、この旅の最終目的地「Lhasa(ラサ)」に向けて、最後の長距離移動である。AM7:00にホテルのロビーでいつもより早めの朝食を済ませると、総計8時間以上の「バス型冷蔵庫!?」に揺られる旅路に備え、万全の防寒装備を整えた…。
Gyantse(ギャンツェ)の町の一角には、中国人移民の影響をあまり受けていない「かつてのチベット」を思わせる旧市街が残っており、ひっそりと静かな佇まいをみせている。
チベット仏教における第2の指導者である「パンチェン・ラマ」が住まう町、Shigatse(シガツェ)。その彼が座主を務める大寺院「タシルンポ寺」を訪れた…。
今日もShigatse(シガツェ)に滞在となっており、PM3:00からの寺院見学までの間はFree Timeということらしい。2人は、Tibet(チベット)第2の町の“活気”を求めて、ひとまずマーケット周辺を目指し歩き始めた…。
Tour 2日目。心配していた“雪”は夜の間は降りやんでいたようだったが、朝方になってまた、粉状の白い粒がパラパラと降り始めてしまった。…しかし、道路に積もった雪の量と空模様を確認していたガイドの口から「オッケーだ。今日は移動できそうだよ。」という言葉を聞いて、一同ホッと一安心。なんとか、先に進んで行けそうである。
AM5:00起床。急いで着替えと荷造りを済ませると、照明のおちた真っ暗な階段を通ってホテルのロビーへと下りる。最初はどこにも人気がないように思えたが、2人が下りるのと同時に、影から現れたボーイの1人が小さな照明を1つだけ点けてくれた。受付で部屋のキーを返し、薄明かりの下のソファーに座ってもう一度荷物を確認する。チベットに向かう朝。いよいよ、この旅で“最後の国”となるかもしれない国「中国」へと突入するのだ…。
ポカラ周辺に散らばる「展望スポット」の1つ「サランコット」への、日帰りトレッキング。最初は朝早めに出ようと思っていたんだけど、昨日と同じ店でパンとコーヒーの朝食を食べていたら、思わずゆっくりと寛いでしまって…。結局、歩き始めた頃には昼近い時間になってしまっていた。
ポカラの町の周辺には日帰りで訪れる事の出来る「絶景ポイント(山の上)」がいくつかあるのだが、そんな場所に向かう事もなく、1日、町の周辺で過ごした。
Kathmandu(カトマンドゥ)から西へ約200km。ネパール第2の都市であり、アンナプルナ・トレッキングの起点ともなるペワ湖畔の町、『Pokara(ポカラ)』へ。
Kathmandu(カトマンドゥ)に戻って来た。
昨日は“早朝移動の疲れ”を感じる暇がないくらいに町を歩き回って色々と用事をこなして、何だかあっという間に短い1日が終わってしまった。だから、今日はゆっくり心と身体を落ち着けようと、朝からまずは「Chikusa」に向かう。ここの厚切りトーストでコーヒーを啜ると、まるで“家に帰って来た”ような安らぎが…。
AM4:00。薄暗いホテルのロビーに座り、予約しておいた“Airport行きTAXI”を待っているのだが、15分が経過してもまだ、物音ひとつ聴こえてこない…。
午前中に、G.P.O(中央郵便局)に行って、重くなった荷物の一部を日本へと送った。旅を始めて以来、一体何度こうして荷物を送っただろう。どの国の郵便局にもその国独特の“肌合い”があるけど、インドのそれは、意外なくらいに親切でスムーズな対応であった…。
夜行列車での長旅の疲れを感じながらも、荷物を宿の部屋に置くと、さっそくDelhi(デリー)の町を歩き始めた。ひとまずコンノート・プレイスと呼ばれる瀟洒なショッピングエリアまで歩いて行き、そこからメトロでOld Delhiへ向かうつもりだ。
AM9:30、列車はDelhi(デリー)の町外れにある駅「○○(…名前忘れた)」に到着した。予定到着時刻から、3時間近く遅れたことになる。早朝だからだろうか、空は薄灰色のモヤに包まれ、空気が肌に突き刺さるほど冷たい。時間帯にしては人出が少ないように感じるが、時おり通り抜けていくローカル列車の中の混雑具合を見ると、やはりここが大都会であることをひしひしと感じさせられるのである。
Goaからの脱出は、Vasco da Gama駅発の列車に乗って、2泊3日の長い移動になる。目指すのは、インドの首都、悪名高きDelhi(デリー)である。
GOA(ゴア)で過ごす、最後の午後。Querim(ケリム)のビーチは今日も穏やかで、静かにシミジミと海を楽しむ事が出来ました…。
AM7:00に目を覚ました。朝の涼やかな空気の中、裏庭に出てヨガを始める。最初は少しヒンヤリと肌寒いくらいだが、身体を動かしている内、温まって来た身体が少しづつ汗ばんでくるのが分かる。目を閉じると、静かな空気の中に鳥の鳴き声だけが響いている。木から降りてきたリスが、目の前を横切ってまた別の木へと登っていった。南国の、自然の“濃密さ”がとても気持ちイイ…。
朝起きてみると、見たはずの“初夢”の内容を、全て忘れてしまっていた。
AM10:00。ゆっくりとした目覚めにも関わらず、未だに頭がボンヤリとしているのは、昨日の夜中に教会で参加した“ミサ”の影響だろうか。2間向うにあるキッチンの流しで顔を洗うと、傍にある裏口の扉を開けて、やわらかな朝日の降り注ぐ「小さな庭」へ…。