04 January, 11

「From the Upper Seat。」

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2nd Sleeper Classの、3段ベッドの最上段から見える風景…。

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今回、2人が予約できたのは6人用コンパートメントの中の、2ベッド。1つが最上段で、もうひとつのベッドは、席向かいの最下段だ。

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…しかし、下のベッドは日中「座席」として使用されることになるため、いつまでもゆっくり寝ているわけにはいかない。ある時間帯になると、早くに起きだした地元インド人や誰や彼やに有形・無形の「座りたいんだけど…。」的プレッシャーを受ける事になり、結局は仕方なくベッドを崩すことになるのである。

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崩したら崩したで、今度は不特定多数のインド人たちがその座席に座ったり出ていったりを繰り返すことになり(彼らがチケットを持ってるのかどうかも、不明。)、落ち着かないので2人して最上段のベッドへと逃げた。狭いけど、人通りに気を使わなくて良い分、こちらの方がリラックスできる。

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このブースにはドイツ人の若者が2人同乗しているんだけど、彼らが非常に仲が良く、見ていると「1人が女型で、もう一人が男型」なことに気が付き、何だかちょっと可笑しかった。本当にそういう関係なのかどうかは、不明だけど。

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長髪(男型)が菓子食いながら雑誌読んで寛いでいる横で、短髪(女型)のほうはずっと何やら細々した裁縫をし続けていて、大きな黒い布を裂いたかと思うと、傍らの小袋から「携帯用ミシン(カタチ的には、ホッチキスみたいなもの)」を取り出した!?細かい部分にこだわる指の動きが、いかにも几帳面な感じ。…でも、最近の世の中でいえば、こっちのタイプが逆に“男性的”で、長髪が“女性的”だったりするのかもしれないけど。

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昨日の昼過ぎからこの列車に乗込んで、既に20時間以上が経過している。暇な時間は新聞や本を読んでやり過ごすことになるのだが、座っている空間が2人分としては狭すぎることもあって(Backpackも置いてるから)、同じ体勢でしばらくいると、どうにも身体が痛くなってくる。そんな、列車内で過ごす時間の中で楽しみなのは、食事だけかもしれない。

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昼や夜の飯時になると、車内販売の物売りたちが大声を上げながら通路を右へ左へと歩きまわる。普段は耳障りなだけの彼らの呼び声も、腹が減っている時には「天使の声」に聴こえるものである。今日のランチには「エッグ・ビリアーニ」を選んだ。上に大量のコリアンダーが載っているのが2人(特に、J)にとっては苦しいところだったけど、スプーンで掬って除けてしまえば、下のピラフはなかなか美味。1個50Rs(≒100円)なり。

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食後は、やはり車内販売でChai(チャイ)を。これが売り子によって味がマチマチで、好みの味にぶつかるかどうかは、完全に“運任せ”な感じ。…ただ、今日のはあまりにもひど過ぎた。マサラがどうとか、砂糖がどうとかいう以前に、味が薄すぎる!?不味い。何か騙された気分。折角のビリアーニの旨味が…。

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ようやく、2日目の日が暮れようとしている。到着まで、残りあと…14時間くらいかな。乗ってしまえば、どんなに長い移動も“どうにかなる”もんだ。早く、地面を思いっきり歩きたい。この2日だけで、足腰が随分と弱ってしまった様な気分。

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