「Old Town。」
Gyantse(ギャンツェ)の町の一角には、中国人移民の影響をあまり受けていない「かつてのチベット」を思わせる旧市街が残っており、ひっそりと静かな佇まいをみせている。
特に何がある訳でもないが、通りを歩いていると人々の大らかな暮らしぶりが感じられて、なんとなく心地よい。ただ、今日はとにかく風が強い日で、ひとたび強風が吹き始めると身体の隠れていない部分(顔など)が千切れる様な痛みをおぼえて、まともに前を向いていられない。結局、早々に散歩を諦め、宿の部屋へと退散することになってしまった。…まぁ、部屋は部屋で陽が当たらず、結局は“極寒”なんだけど…。