20 December, 08

「たくさんあるけど…。」

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Brasilの長距離バスは食事時になるとサービスエリアのようなレストランに停まる。

レストランのランクというか、質については各バス会社によってことなるのだが、2人のような貧乏旅人にとっては、出来るだけ“大衆的”な食堂なんかに停まってくれるのがいちばん有難かったりもする。
さて、今回のバス旅の停車場所はというと…どうも比較的小奇麗な、つまりは比較的高め料金設定な、チェーン系ビュッフェレストランである。
ここでの料理は見た目には大変に魅力的で、最後のブラジルのバスの旅としては最高にも思える“見栄え”であるのだが、問題なのはやはり料金。
このレストランはビュッフェといっても完全な取り放題スタイルではなく、100gの料金が設定されたグラム売り形式のドキドキ型バイキングなのだ。
こういうお店はブラジルの、特に大都市周辺なんかにはたくさん存在しているのだが、いざ料理を皿へと盛り始めると、いつもあっという間に“えっ、そんなに!??”っていう金額になってしまうのである。
この辺、大衆的なビュッフェレストランだと完全取り放題(1皿のみなので、最初に大量に盛ることになる)で1律5~7レアル(200~300円)程度で食べれてしまうのであるから、お財布への“優しさ”が正直かなり違う。
こんなに美味しそうな料理がこんなにたくさん並んでいるのに、大きなお皿を手に取りながらもこんなにビクビクしなきゃならないなんて…。

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それでも最初の食事休憩では“最後だから…”と良く聞く理由を振りかざして、頑張った1皿を2人でひっそりと楽しんだのだが、何とその後も3食全ての食事休憩で同じ系列のレストランに停まることになったのには、困った。
そんなにお金使えませんよ…。ピザ1切れを頬張りながら、みんなの豪勢な食事風景を横目に見つつ、最後のBrasilの涼やかな夜は静かに更けていったのであった…。

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