23 November, 08

「Floating on the Amazonas。」

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2日目。Manausを出発してから考えれば、アマゾン川における快適ハンモック生活も既に“4日目”という事になるだろうか。
ここまで来ると徐々に船上での1日の生活にリズムが生まれてきて、「退屈する」時間というのが逆になくなってきたように思う。

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まず、AM6:30に食事おばちゃんの笛の音で軍隊さながらにたたき起されると、おもむろにハンモックから起き上がって船体後部の洗面所で顔を洗い、用意されている砂糖たっぷりのミルクコーヒーとパンorクラッカー&バターで簡単に朝食を済ませる。
その後はまたハンモックの上に戻って本など読みながらウトウトと過ごし、太陽熱で船内が暑くなってきたと思うと正午前には昼メシの時間である。

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昼メシにしろ夜メシにしろ、船の連中は用意するのがいつも早めなので、「12時過ぎたら昼飯食おっか。」なんて悠長なことを言っていると、その時間には既に全てのメシがはけてしまっていたりするのだ。(Jも一度それでメシを食い損ねてしまった…。)
そんな昼メシが終わると、最上階のデッキから外を眺めつつ穏やかな時間を過ごすことになる。

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時折船が途中の港で停泊したりなんかすると、桟橋で働く人々を船上からマン・ウォッチング。モノ売りが船内に持ち込む商品にも常に好奇の目を向け、美味しそうなものを見つけると率先して購入してみる。そのどれも安いっていうのがまた嬉しい。

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そして、日差しの強さに暑さを感じ始めた時には、迷わず屋上デッキのバーに走って「キンキン・ビール」を購入するのである。
「アマゾン川上でビールを飲める機会なんてそうそうないからね。」というのが、2人の迷いのない決断の理由づけとなっているのだが、結局は節約する意志の弱さであろうか!?
何せ、それこそがこのアマゾン川下りにおける最大の楽しみなもので…。
ビールを飲むと今度は眠くなってくるのが世の常というやつで、再びハンモックの上に戻ると読書もそこそこにいつの間にやら“夢の世界”へ。

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夕方、風が涼しくなってきた頃におもむろにそこから這い出して船の外に目を向けると、いつもと変わらぬ真っ赤な夕日がジャングルの向こうに落ちていくのが見えるのである。
夕食は大体この時間帯だから、PM5:30頃といったところか。
日中、全く動いていないのにメシだけバクバク食うのも気が引けるため(実際何もしてなくても腹はそれなりに減っているのだが…)、昼&夜はいつも1つのプレートを2人でシェアして食べることにしている。
因みに今日のメニューはペルーで言うところの“ロモサルタード”というやつで、豚肉とフレンチフライがごった煮になった1皿はなかなか美味しい仕上がりになっておりました。

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夜メシを食い終わってしまうと夜の闇の中でいよいよ何もすることがなくなり、夜空に瞬く沢山の星を眺めたりしながら頃合いを見計らってまたビールを飲んでみたり…。
そしてPM8:00を過ぎれば何となく2人ともハンモックの方へと近づいていって、そこからはいつでも眠れる体勢に入っていくのである。
自然の中で生活をすると、いつの間にやら早寝早起きが当たり前になってしまう。
それでも明日の昼頃にはいよいよ目的地Belemに到着することになるから、いよいよこんな腑抜けた(!?)アマゾン・ハンモック生活ともお別れになってしまうわけだ。
2人が初めて購入した安ハンモックも、移動には荷物になってしまうから、このままこの船の上に置いていくつもり。さらば、愛しのハンモックたちよ。快適な日々をどうもありがとう。…そう思うと、何だか少し寂しい気持ちになってくるような…。

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