06 December, 08

「Brasil のバス。」

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NatalからSalvadorへ、約24時間の長距離バス移動。
移動時間が長いのも辛いが、バスの料金が高いっていうのも2人にとってはとても辛い。

実際、入国前からブラジルは他の南米諸国よりも物価がかなり高いと聞いていた。
しかしこうして半月以上をブラジル国内で暮らしてみて思うのは、確かに“安い”とはいえないまでも、思っていたよりは食費や宿代は高くないなっていうことである。
食事については屋台なら1レアル2レアル(≒\40~80)の食べ物が色々と売られているし、ビュッフェ形式の庶民派食堂では7レアルくらいで1皿分取り放題である。
ビールやジュースは1.5~2レアルで飲めるから、これも今までとそう変わらないだろう。
宿はもちろんボリビアなんかと比べると高いが、それでも探せばクーラー・テレビ・バスルーム付で朝食込のダブルルームに50レアル(≒\2000)くらいで泊れるのだから、こちらもそんなに馬鹿高いとは思えない。
ただ、移動費だけは…。
バスが最も経済的なのは変わらないのだが、その料金が今までの南米諸国に比べると倍近くするような印象があるのだ。
もちろん20時間を超えるような長時間バスを利用する機会が多いって言うのもあるけれど、12時間程度の移動距離であっても1人につき\5000くらいのお金がすぐに飛んで行ってしまう。日本で東京から大阪まで夜行バスで移動しても、確か同じくらいじゃなかっただろうか…。こうなるとせめて常に夜間移動にして宿代を浮かしていくしかないが、それでも尚、お得感は生まれてこない状態である。
更にいえば、そんなに高い料金設定であるくせに、バスの内装やサービスのグレードはペルーあたりと比べても格段に“お粗末”な気がするのだ。
外からの見た目とは裏腹に、どのバスも大抵内装はかなり年季が入っている。TVが付いているバスも稀だし、後部トイレの管理状態も…。
因みに今回のSalvador行きのバスについては「24時間移動」で料金約1人\6000。
それにもかかわらず、バスはメキシコの2等バスさながらの「窓開け可能型」であり、そのタイプから想像した通りに、エアコンがほとんど使い物になっていなかった。
昼間、日が差し込む時間帯の暑さときたら…。

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とにかく、料金に見合うバリューが全く感じられないのである。
アルゼンチンなんかはキレイな車体に「食事」まで出て、終いにはビンゴゲームで客を楽しませたりまでするっていうのに…。
因みにこっちの長距離バスに乗ると、こんな風にして枕を持ちこんでいる乗客が多い事にふと気付く。バスに乗っている間はいいけど、降りた後は邪魔なんじゃないかなぁ…なんて2人で話したりしていたのだが、良く見ていると枕はそのまま車内に置いて行ってしまう人も多いみたいだ。「使い捨て枕」ということだろうか。
確かに、移動が20時間を超えたりしてくると、枕があった方が快適かもしれないけど…。

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