19 December, 08

「Finally…。」

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明日はいよいよ、アルゼンチンへの移動の日。
そんなギリギリの最終日になって、今回の滞在で初めて、Rioの青空と真夏の太陽が雲間から少しだけ2人にそのキレイな顔を見せてくれた。

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それでもCopacabanaの街の背後には、いつもと変わらぬどす黒い雲が控えているのが見えている。これは、この一瞬がRioのビーチで泳ぐために神様が2人にくれたラスト・チャンスなのかもしれない…。色んな予定をそっちのけにして、とにかく宿で水着に着替えると、2人は海の向こうに見える青空を頼りにして砂浜の上へと駆けだしていった。

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そうして到着した砂の上から周囲をぐるっと見廻してみると、同じように太陽を待ち焦がれていたカリオカ(リオっ子)たちや観光客たちが既に日光浴・海水浴を楽しんでいるのが見える。急いで出てきたつもりだったけど、どうやらそれでも出遅れたくらいか…。

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適当な空きスペースにシーツを敷いて荷物を置き、まず最初にMがT-shirtを脱ぎ捨てるとそのまま海の水の中へ…と思ったら、あっという間にJの元へと帰ってきてしまった。
「どうした、泳がないの?」
そう尋ねると、水に浸かった脚の部分をさすりながら
「だって、寒いよこれ!?水が冷たすぎるって!!」…。
嘆きの声を上げるMをその場に残して、こんどはJが海の中へ。
…これは…確かに寒い、というか、冷たい。

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Natalで感じた生ぬるい水の温度とは全く別物のようである。同じ大西洋ではあるが、天気のせいか、それとも緯度のせいなのか…。
それでもJは何とか頑張って水の中に身体を浸し、1かき、2かきと泳いでみたものの、やはり早々にギブアップ宣言を出すことになてしまった。
仕方がないので、2人でゴロリと砂浜に敷いたシーツの上に横になり、照りつける念願の太陽の下、Copacabanaでのお昼寝を楽しむという方針へと変更。
これが暑すぎず、寒すぎず、ちょうど良い温度の気持ち良さで、ちょっとうたた寝していたつもりが、いつの間にやらその場で3時間くらいが過ぎてしまっていた。
起きた時には既に太陽は陰ってきていて、雲が再び優勢な状況に…それでも最後の日にようやく水着に着替える事ができて、2人としてはとても満足であった。
水際ではしゃぐ人々の姿もまた、とってもほほえましい1コマである。
これこそが、2人が「Rio de Janeiro」に抱いていた“イメージ”だったんだけどなぁ。
結局そんなビーチでの時間を過ごすことが出来たのは、今回はこの、最終日の午後のほんの数時間だけ。これもまた1つ、2人にとってはブラジルでの「やり残し」になってしまったかな。今まで通過してきた場所も含め、色々と考えてみても、やっぱりこの国にはぜひもう一度来たいなと思う。サッカーも観たいし、サンバも観たいし!!

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注)ちなみに、文中には出なかったけれど、Mも冷たい水を克服して無事に「Copacabana Debut」しました。泳ぐ姿は“必死”だったけど…(笑)。

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