12 November, 08

「Manaus。」

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昨日の夜、予定時刻を少し過ぎたPM11:20頃に2人を乗せたGOLという航空会社の機体はManaus(マナウス)の空港に到着した。
空港のインフォメーションで長距離バスについての情報を聞くと、“今日この後すぐに更なる長距離バス移動”というのはやはり難しいようである。

仕方がないので、予定していた第二パターン:空港にて野宿 に方針を変更である。
空いているベンチに荷物を降ろし、その横に座ってしまうと、あっという間にウトウトし始めてしまった。飛行機に座っていただけで特に何もしてないはずなのに、やはり疲れがたまっているのだろうか…。
そして、早朝5時前になってにわかに目を覚ますと、早々にまだ夜が明けきらない真っ暗な町をタクシーで移動開始し、Manausの町から6キロほど離れた所にある長距離バスターミナルへと向かった。
ここから今度は12時間の長距離バス移動で更に北のBoa Vista (Brasil) を目指し、そこで更に更に別のバスへと乗り換えて、そこから4時間の道程の末にベネズエラ国境を越えるというのが今回の移動の全容なのである。
しかし、いざターミナルへと到着してみると、次のバスは最も早くてAM10:00。
それに乗って移動すると、Boa Vistaに到着するのはPM10:00ということになる。そうなるとそこからさらに続けて国境越え移動をするのはどうにも難しくなるだろうから、今夜はBoa Vista(ボアビスタ)に一泊せざるをえなくなってしまうだろう。
何だか、それはどうも宿代がもったいないなぁ…。
何か他に手はないかと、つたないポルトガル語(Lonely Planet参照)とスペイン語をミックスしながら色々と情報を収集していくと、今日のPM6:00発のバスでSanta Erenaまでの通しチケットを手配すること出来るって事が分かった。
こちらは夜行バスであるから、同じ移動費で宿代も賄えてしまうわけだ。そして、明日の早朝にBoa Vistaでバスを乗換え、午前中にはベネズエラ入りする事が出来るのである。
2人は結局、このチケットを手配する事に決めた。
そして、支払いを済ませて乗車券を手に入れると、ターミナルの荷物預り所にバックパックを置いて、夕方まで空いた時間を使ってManaus(マナウス)の港を下見に出かけた。
ギアナ高地を見た後には、ここにまた帰って来てこの港からアマゾン河下りを始める事になる。その時にスムーズに船の手配などが出来るよう、今日のうちにその場の雰囲気や状況を把握しておきたかったのだ。

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港が広がるManausの中心地へは、ターミナル外の路線バスを拾って約30分ほどの距離。
まだ早朝なだけに、町は“動き始めたばかり”という感じで、商店や露店なんかも1部がようやく営業を開始したくらい。思っていたより、街全体が静かな印象である。
そんな町を通り過ぎて、朝のヒンヤリとした空気が徐々に太陽の熱で温まり始めている中、2人は早速アマゾン河の見渡せる川べりの一角へ。すると、そこでは既に人々が桟橋に停泊したボートへと様々な荷を運ぶ活気ある風景が広がっており、付近の路上に並ぶ“簡易チケット売り場”ではBelen(ベレン)行き、 Santarem(サンタレン)行きなどの乗船券を道行く人々に売りさばいているのが見える。
なるほど、港町の活気はこちらの方にあったんだなぁ。

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そんな川べりを歩いていると、数メートル毎にチケット売りに掴まっては、その説明を聞かされることになる。そのうち「今日は出発するつもりじゃないから」とその都度返事を返すのにも疲れてしまって、たまらずその通路を離れると2人は沢山のボートが停泊する桟橋の方へと足を向けた。
実際に目にするアマゾン河を下るボートたちは、ある意味「思っていた通り」な魅力的な造りをしている。内部もそれ程汚いわけでもなさそうで、いよいよこいつに乗って数日間の船旅をするのが楽しみになってきてしまった。
その後町やショッピングモールなどをブラブラ歩きまわって移動のおやつ類等を買いこみ、
夕方になってバスターミナルへと帰還。
予定通りのPM6:00発のバスに乗って、アマゾン河からギアナ高地へ、更なる移動を始めたのであった…。

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