この旅での58カ国目となる国、Syria（シリア）へとやって来た。

周辺諸国に比べると、中東の中では物価が安いという事もあってか、Backpackerにはなかなか評判の良い国のようですが、果たして…。

最初の滞在地となる首都Damascus（ダマスカス）では、一番の見どころとなる旧市街（Old Damascus）内に宿をとった。

到着早々だが、少し歩いてみただけでも、スークの活気や、迷路のように張り巡らされた路地の雰囲気が、何とも魅力的な気配を醸し出している。

美味しそうな食べ物も、ちらほら…。これは、ミカンまるごとの砂糖漬け、かな！？

イスラム教徒にとって“第4の聖地”と言われる「ウマイヤド・モスク」。写真の右の方に写っているのは、入口で配られる衣装を纏ったMと、チズちゃんです（笑）。

建物の造り全体が、“かつては教会だった”という名残をどことなく感じさせる。細長い空間の造りだったり、窓にはめ込まれたステンドグラスの色だったり…。

…でも、やっぱり現在のここは、完全に“モスク”の雰囲気です。何ていうか、時間の流れ方が。

イスラエルのモスクと違って、座っていても怒られたりしないし（笑）。中でも外（庭）でも、のんびりと座って寛いでしまいました。

そんな風に中でゆっくりしている内に、外の世界では、空が淡い紫に包まれ始めていた。

雲のある空の風景って、何だか久しぶりな感じ。それだけでちょっと、写真を撮りたくなってしまう（笑）。また違う気候風土の地域に入ってきた…ということか、それとも、少しづつ近づいてきている冬の気配の影響なのか…。

今日の半日の時間の中で接したシリア人全般のイメージは、「金に汚い。」という、あまりプラスではない一言に集約される感じ。とにかく、細かく“ぼろう”としてくるし、ケチな輩が多かったなぁ。…まぁ、明日からの“挽回”に期待、というところか。街はキレイだし、宿もまぁまぁ感じがいいから、あと数日はここに滞在する予定です。