05 October, 10

「Portrait。」

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町を歩いていても、バスや車に乗っていても、本当に様々な場所で良く見かけるのが、現シリア大統領の肖像画や、額に入った写真の数々…。

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公共施設などに掲げてあるぶんにはまだ分かるけど、普通の民家や個人商店の壁の真ん中にデカデカと貼られた“彼”の顔を目にするたび、「こういう国と日本のような国とでは、元首という存在の持つ意味や権威も、随分違っているんだろうなぁ…。」と、何となくのんびり考えたりしているのです。

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とはいえ、そんな肖像の数々を眺めながら2人が話すことの内容はといえば、「首が太い、首が。顔と同じくらいの太さあるんじゃないの?」とか、「全体に、顔の具(目・鼻・口など)が真ん中に寄ってるねぇ。」なんて、結局そんな程度のものなのですが…(笑)。

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ちなみに、2人は明日の朝“北”へ向けて移動を再開することにしたので、つまり今日は、ダマスカスで過ごす最後の日となるわけなのである。

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クネイトラから帰って来たのが昼過ぎ、早めの時間帯だったので、今日も比較的ゆっくりと、旧市街(Old Damascus)の散歩を楽しむことができました。

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疲れてきたり喉が渇いた時、必ず飲むのが、この“レモンソルべ”。特に今日飲んだこの店のこのソルべは、硬さと柔らかさが絶妙な具合に調節されていて、本当に美味しゅうございました。

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そんで、こっちがシリアの定番料理「シュワルマ」のサンドイッチ。削いだケバブ肉をサワークリーム的なものと共にパンで巻いて頂くのですが、安飯の中では比較的ボリュームもある為、ダマスカス滞在中は随分とお世話になったものです。

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夕方、一度宿に戻って少し休憩をはさんだ後、陽が落ちてから再び町をうろつき始めて…。

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何かっていうと、結局“食べ”に走ってしまう(笑)。クレープ生地の中にチーズやらトマトソースやらオカズを入れて食べるこの料理もずいぶん美味しかったなぁ。食べたのは、チーズとバジルソースが入った1品。バジルってやっぱ、美味い。

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食後は、デザートを求めてさまよい歩き…。

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辿り着いたいつもの人気アイス屋で、手造りスペシャルアイスを注文。このアイス屋では、手ごろな機械製のアイス(1皿50SP)が最も売れ筋な感じなのだけれど、値段が少し高いとはいえ、味的にはやはりこの“スペシャル”と呼ばれるハンドメイド・アイスが一番美味しいと思う。丸く空洞を作った盛り方と、廻りに付いたナッツが特徴。1皿75SP(2010年10月)。

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到着した時には「2日くらい。」の滞在と思っていたダマスカスだったが、蓋を開けてみると、結局4日もいる事になってしまった。近郊の見所も面白いし、ダマスカスという町自体も人々がおおらかで、過ごしやすかったから…。

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