Hama（ハマ）という名の町にやってきた。

ここへ来たのは、近郊にある古城“Krac des Chevaliers（クラック・デ・シュバリエ）”を訪れるための、基点の町として滞在するため。本当は、城にもっと近い町もあるのだが、この町（Hama）の安宿「Riad Hotel 」が“中東一の安宿”であると某ガイドブックに載っていたから、「じゃあ…。」と、とりあえずこちらの町を選んだのです。

町中の公園に水車が廻る風景や、こじんまりとしたスークの活気などには好感が持てましたが、宿自体が“中東一”かどうか、というと、まぁ、どうかなぁ、なんて…（笑）。

宿のオヤジが特別素晴らしい人柄という風にも思えなかったし、部屋や建物の造りも“特別”だという感じはしない。まぁそれなりに清潔ですが。多分、期待しすぎたのかな、と。

それよりも、ここ“Hama”で本当に特別だったのは、この地元スイーツ「ハマロール（本当はそんな名前じゃないんだけど、地元名、憶えられなかった…）」。2人はこれの上にアイスを載っけたバージョンが大好きで、今日だけで2回も食べに行ってしまいました。
店は、宿のレセプションで「街で一番ハマロールが美味い場所は？」と訊いて教えてもらったところで、2人はここしかしらないけど、確かにこいつはかなり美味しいです。
モッチリとしたロールの中には何か特別なクリームが入っていて、それが何やら特別な旨味を演出しているよう。こいつとアイスとの組み合わせはというと、日本人的には「雪見だいふく」を思い出すような味わいで、特にこういう長旅の途中だと、「おぉっ（笑）。」っと思わず、顔がほころんでしまう感じ（笑）。1皿50SP（≒100円）なり。