インドVISAを無事に取ることが出来て喜んでいたら、また別のところから問題が…。

先日、今後の旅の予定を考えた結果として、「10月26日発Air ArabiaのKathmandu（Nepal）行きチケット」を手配することとなったのだが、昨日の夜にメールをチェックしたらそのAir Arabiaから連絡が来ていて、どうやら2人の乗る予定の便がキャンセルになり、チケットが28日のAM2:00（つまり、27日の夜、というか）に振替となったらしい。

まぁそれだけなら、「もう1泊イスタンブールにいなきゃいけないのかぁ。宿泊費がかさむなぁ…。」くらいの感想で済んだのだが、よくよくメールを読みこんでいくと、おかしな事態が起こっている事に気が付いたのである。

2人のカトマンズ行きチケットはUAEでのトランジットを含んだ「1Stop航路」となっているのだが、「Turkey⇒UAE」の便が28日に振り替えられているにも関わらず、その先の「UAE⇒Nepal」便は据置きで27日のままになっているのである。…つまり…もしこのまま2人がトルコから飛び立ってしまったら、UAEに到着した時には「…あなたのネパール行きの便は、もうとっくに出ちゃいましたよ…。」みたいな事態になる…っていうことで…。

なんだよ、この変更ぉ～。中途半端なことして、手間かけさせるなぁ、Air Arabia…。
不幸中の幸いというのか、実はこの前、最初にインド大使館を訪れた際に、少し道に迷っている途中でその近所にAir Arabiaのオフィスを見つけていたのだが、それがなんと、こんなところで生きてくることになった。メールには電話連絡先も書かれてあったのだけれど、電話でのやり取りでトルコ人としっかりした英語のコミュニケーションが取れるのかどうか、かなりの不安があった為、やはり今回は直接オフィスを訪れる事にした。

場所は新市街、タクシム広場から15分ほど歩いたところである。この1週間で、何度この界隈を歩いたことか…。今日はスルタンアフメット（旧市街）で一日過ごそうと思っていたのに、なかなか上手くいかないものである。それが“旅”というものだといえば、そうなのかもしれないけれど…。トルコですら、やっぱりそうか…と、ちょっと残念な気分になったりもした。

…まぁ、とはいえオフィスに来てしまえばあとの訂正処理はかなりスムーズで、結局全ての予約便が28日へと変更になり、追加料金も特に発生しなかった。本当は「1泊分余計に滞在することになったんだから、割引か何か、特典はないの？」…くらい言おうかという気持ちも2人の中にはあったのだけれど、実際、担当の人と話してみたら、これがまぁトルコ人らしい親切で物腰の柔らかい兄ちゃんで、パッパと問題が解決していくうちに「まぁ、いいか、それなら。」なんて、こちらも優しい気分になってしまったのであった。

この辺が、他の周辺国との違いで、物事が「こじれる」ということが、まぁ、トルコではほとんどない。基本、みんなイイ人ばっか（少なくとも、旅行者にとっては）。そんな国、全世界的にみてもほんと、珍しいと思います。とにかく、これで旅の準備はようやく「All OK」かな。一件落着。

そこからの帰りには地元密着型ロカンタ（食堂）に立ち寄り、安くて美味しいトルコ料理を、穏やかな気分で楽しむことが出来た。料理が美味いってのも、トルコの素晴らしさのひとつですね。これ（美味い料理）で、どんな時でもある程度“上機嫌”にさせられてしまう（笑）。特にナスを使った料理は、どれも本当に美味しいです。