「Paris Hotel。」
このホテルに移ってきてから、今日まで一度も雨が降っていない。この日は特に素晴らしい快晴で、ボカボカと暖かい“散歩陽気”だったんだけど…。
昨日まで毎日歩き通しだったから、「ちょっと疲れた…。」という情けない理由により、この日は宿とその周辺で、ゆっくり、のんびり過ごしてしまったのです。日曜日だしね。
写真はParis Hotelの部屋にて。バルコニーから眺めるマルマラ湾の風景。キレイです。
ただ、眺めそのものは1級品なのだが、目の前のバルコニーはかなり汚れてしまっていて、「もう少し掃除して椅子とテーブルでも置けば、かなり気持ちの良い場所になるのに…。」と、お世話を焼きたくなるような状態である。でも、ここが設備をきちんとしてしまったら、その分、部屋の値段も上がってしまうのかもしれないしなぁ…。
イスタンブールの物価はここ数年で随分と上がってしまったようで、以前は安宿街だったところも小奇麗なブティックホテルが立ち並ぶ地区へと変貌を遂げつつあり、居心地の良い“安宿”そのものが少なくなってきているようである。
そんな中、ほとんど何も変わらずにこの場所に“あり続けてくれた”このホテルには、逆に感謝すべきなのかもしれない(笑)。
1階のロビーで働くレセプショニストはとても気の良いオジサンで、3年前にも出会ってたかどうか、2人の記憶にはなかったのだけれど、「このホテルで働き始めて、もう9年目になるよ。」というオヤジの言葉を信じれば、やはり3年前もこの人が2人を接客してくれたのだろうと思う。
地下にはちょっとしたカフェというか、バーの様なお店があって、こちらは「開業して2年目」だというから、3年前には無かったものの一つである。憶えてないのは、自分たちの記憶力のせいじゃなかった(笑)。
まぁまぁ雰囲気の良いバーだけど、ホテルの中からしかアクセスできないだけに、客の入りは“そこそこ”な様子。このつくりで「バーとホテルは経営的には関係なし」だというのは、少し驚きである。だったらせめて、もう少し宣伝すればいいのに。看板出すとか…。