ガイドブックなどに「伝説の日本人宿」として紹介されているホテル“Paragon”の、すぐ隣りにある同料金帯の宿「Hotel Maria」。その扉の先にあるのは…。

雰囲気のいいエントランスと、眺めの良いバルコニー。…その割にレセプショニストが無愛想なのは、インド人特有の性質によるものなのか…。

レセプションの前にインターネットブースがあり、使用料は「1時間15Rs／30分10Rs。」
2人は1台のパソコンを借りて20分だけ使用したのだが、「2人で使ったなら、通常10Rs×2で20Rsだけど、今日は15Rsにマケテやるよ。」と、宿主がワケのわからないシステムを披露してきた。パソコン1台しか使ってないのに…。こんなシステム、世界中旅してきて初めて聞いた。さすが、インド…なのかなぁ。単純に、がめつい！

1階2階の個室はどれも天井が非常に高いのだが、2人の泊る屋上住居は建て増しした様な造りの「低天井使用」で、天井ファンがベッドから近い分、威力が強力すぎて肌に“痛い”くいらである。でも使わないと暑いし、使うと今度は痛くて、寒いし…。これを使えば、多分その威力で「蚊」も吹き飛んでしまうことでしょう。

今までこの部屋を使った各国の若者たちが描いた“落書き”が、部屋中の壁を覆い尽くしている。みんな、やたらと精神世界的な言葉を書いているのが印象的。インドに来る人々ってのは、基本的に“そういうモノ”を求めている…ってことだろうか。

下は室外に用意された、共同トイレとシャワーRoomの前。バルコニーはとても開放的で、夜な夜なヨーロピアンが集ってはヒソヒソと精神世界の話（！？）をしています。

天気が良ければ、ここのバルコニーは洗濯物干しには非常に良さそう。とりあえず、長時間の乗物旅で臭くなった「靴下」だけでも干しとこうかな…。