Buddha Gaya（ブッダ・ガヤ）に着いた。現地名は、Bodh Gaya（ボード・ガヤー）。AM9:00を過ぎたくらいだったが、立ち並ぶ各国の仏教寺院から出てきたたくさんの僧侶たちが行列をつくって狭い通りを埋め尽くし、いつの間にか2人の周り中「坊主頭だらけ」になってしまっていた…。

どうやら、皆が歩いていく方角を考えると「マハーボディー寺院（大菩提寺）」に向かっているらしい。何か特別な行事かと思いきや、そのことを宿の従業員に尋ねると「いつものことさ。」と、当たり前のように返されてしまった。

自分の夫と同じような坊主頭の集団を前にして、やけに面白そうに行列の後ろをついていく、M。「すごいねぇ、これ。“Jさんを探せ”だね。Jさんがどこにいるか、分かんなくなっちゃいそうだよ～（笑）。」と、夫と坊主たちのアタマ具合を見比べている様子。

「いやいや、ぜんぜん違うでしょ…。」言いながらも、何となく気になって、その坊主頭を重点的にカメラのレンズに収めてしまう、J。無意識に。

行列はどこまでも続いていて、それが通り過ぎてしまうまでは、地元のインド人たちでさえ道を横切ることは出来ないみたい。どこでも自分勝手に歩き回ってしまう、あのインド人たちが立ち止まってる…。そのことに2人で感動してしまった。

「どうしても、後ろからJさんとお坊さんの姿を写したい！」と、せがむMにそそのかされて行列の傍を歩く“坊主頭”の、J。「…なんか、少し伸びすぎたかな…。」まぁ、別に僧侶じゃないからいいんだけど、“刈り上がり”を競わなくても。

この、オレンジ色をした袈裟か、ストールを是非買おう、今すぐ買おうと、Mはさらに食い下がってくる。「今しか、チャンスはないよ！」って…。なんの“チャンス”だ、それは！？

行列が辿り着いた先、マハーボディー寺院の境内にある有名な大木“菩提樹”の袂にて。かつて、ブッダはここで、深い瞑想の末に「覚り」を開いたのだという…。今日は、その木の前に各国の僧侶たちが大集結しておりました。日本のブースは…なかったですね。

その菩提樹の裏に建つ、高さ52mの大塔。アショーカ王が紀元前3世紀に建造した寺院が起源となっており、その後改修を繰り返しながら現在の姿になったのだという。2002年、世界遺産に登録。

菩提樹と塔の周りにはたくさんの僧侶たちが集い、それぞれの作法で熱心に祈りを捧げている。中には、大きな体躯の西洋人の姿なんかも。同じような袈裟を着てはいるけれど、どこか着こなしが“僧”ではなかったような…。

マハーボディー寺院内部に祀られている、金色の仏像。

そんな、到着していきなりの寺詣でを終えて、近くの食堂でひと休みを。コーラを注文したんだけど、出てきたのは「Thumbs Up」という飲みモノだった。コカコーラ社が出してるみたいだし、味も確かに、コーラと同じ。インド限定、なのかなぁ？