10 December, 10

「怠惰な日々。」

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せっかく、「ガンガーを眺められる部屋」に移ってきたのに、朝日を見ようと意気込んでみても、いざとなるとアラームのスイッチを切って眠り続けてしまう、怠惰な日々…。

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それでも今日はMが頑張ってAM7:00(アラームはAM6:00にセットしていた)にベッドから這い出し、見やった窓の外の風景にまっ赤な朝日が昇っているのを発見した。

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Jをゆすり起こして2人でバルコニーに飛び出し、眠気眼をゴシゴシとこすりながら、美しい朝焼けとその色に染まったガンジス河の姿を眺める。静かな水面には既に何艘かの観光ボートが漕ぎ出しており、その上に浮かぶ小さな人影がカメラを空に向けているのが分かる。2人も部屋からカメラを持ち出し、そんな風景をレンズにおさめた。

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この日も2度寝を十分に貪って、結局ちゃんと起きたのはAM10:00過ぎだった。空腹を感じてベットから這い出ると、適当に着替えを済ませてホテルを出発し、目当ての食堂に向かって歩き始める。朝、太陽の光を滲ませていた薄い雲がこの時間もまだ空に白い膜をはっていて、ガンガーの周囲に広がる風景はいつも通りの“ぼんやり”な感じだ。

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ホテルを出てしばらくはガートの連なるガンガー(ガンジス河)沿いを歩き、適当なところで小さなガートの階段を登ると、陸側の町中を走る細い路地に入りこんだ。路地には牛やら犬やらの糞が散らばり、何故か今日は地面がどこもジトッと濡れていて、石畳全体が妙にぬかるんでいる。昨日の夜に、短い雨でも降ったのだろうか…。

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道行く動物たちはどいつも基本的に“放し飼い”状態なわけだが、やる気のなさそうな犬や羊たちはまだ良いとして、この狭い路地でデカイ牛にドスドス歩かれると、角が怖くてなかなか追い越すことが出来ない。特にMはその傾向が強いのだが、地元の人たちが牛の背中をバシッとブッ叩いて通り過ぎていくのを観て、「あんな風に、牛に対して強く出れればいいんだけど…、う~ん、やっぱ無理!」…と、静かに自問自答していた。

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昼飯は、「Megu Café」という日本人女性が営む食堂で“しょうが焼き丼”をそれぞれ注文。味はなかなか美味しかったけど、肉があまり入っていなくて“野菜炒め丼”って感じだった。1つ110Rs(≒220円)なり。

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そこから更に路地を奥へ、立ちはだかる牛や犬やインド人たちをブッ叩きながら(ウソ)早足で進んでいく。狭い路地でもインド人たちは平気で小便をし始めるから、その“水流”を避けながら進むのもまた、大変である。それにしても、インド人たちの小便って、時に驚くほど“長い”。この前なんか早朝の鉄道駅、大混雑のホーム上にて、1人のばあちゃんが屈み加減でケツを線路方向に突き出し、スカートの中からそのまま大胆に放尿し始めた。「全く、ばあちゃん“恥らい”なんて言葉知らないんだろうなぁ。」とか思いながらしばらく目を背けていたのだが、そんな2人の後ろで鳴り響く“ジョンジョロSOUND”が、いつまでたっても終わらないのである。結局…3分くらいは勢いよく出し続けていたんじゃないだろうか!?途中とちゅうで「まだ?えっ、まだやってる!??」と驚きを声に出しては、2人とも唖然としてしまったものであった。

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…そんな、ちょっと汚い話を散歩のあいだに挟みながら、今日もやって来てしまった「Blue Lassi」。初めて来た日から今日まで5日間、1日も欠かさず通い続けています。頼むのはいつも、“Plain Lassi (大)”。たまにお替りで、もう1杯(小)を頼む事も。(大)1杯20Rs(≒40円)で、(小)は1杯10Rs。怠惰な日々の中の、小さな幸せ。日によって、オヤジが作ったり若い兄ちゃんが作ったりするけど、オヤジのラッシーの方がキメが細かくて美味い…というのが、世界を喰らっているMの評価。ヴァラナシを訪れた際には、是非。

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