19 February, 11

「Shanghai by Night。」

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夜の上海。光り輝く、黄金色の世界。

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本当にキレイな夜景である。対岸に見えるハイパーなビル群も、やはり眩い光に包まれている(写真はないけど)。香港の様にサウンド付のSHOWになってたりはしないけれど、地平レベルからの風景としての『格』は、全然負けていないと思う。

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そんな景色を眺めながら、ついでに写真も撮っていたら、中国人の女の子2人(大学生くらいの年齢)に英語でいきなり声を掛けられた。「あのぅ、写真お願いできますか?」

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Mが引き受けて写真を撮るも、暗すぎてあまり良く写らない。「スイマセン、こんな風になっちゃったけど…。」とカメラを渡したところ、ほとんど確認すらせずに「大丈夫です、ありがとう。ところで…あなたたち、どこから来たんですか?」と別の質問で返されたのである。

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…そして、その後続けざまに「やっぱり、日本人ですか?私、日本語少しだけ勉強しました。アリガトウとか(笑)。上海は何日くらいいるんですか?えっ3日?4日?短すぎる!上海は大きな町ですから、もっと長くいたらいいのにィ。私たちも旅行者なんです。あっそうだ、中国にもTea Ceremonyがあるんですよ。日本の茶道とは違った、中国式Tea Ceremony。今から私たちそういう茶店に行くんですけど、良かったら一緒に行きませんか?もっと日本語教えて欲しいし…。」…なんて、とにかく一気加勢にまくしたててきた。
しかし、どうにも気になるのは、その話の中に出てきた「Tea Ceremony」という言葉。それを耳にした途端、2人とも頭の中でエチオピアの「Coffee Ceremony」の事を思い出していたのである。あの、苦い経験。何度も騙されて悔しい思いをした日々の、思い出…。
「ありがとう。…でも、今日はもうホテルに帰らなきゃならないから、Tea Ceremonyは遠慮しておくよ。本当に、誘ってくれてどうも有り難うね。」
断ったあとも何度か食い下がられたが、結局振り切ってその場を離れた。あれは、純粋に『好意』から出たお誘いだったのか、それとも…。色々あって、自分たちの心が逃げ腰になっているだけだろうか。でも、悪意なき田舎娘風の“ほんわか顔”の向う側に、何となく裏があったような気がしなくもないのである。誰を信じて、誰を疑うか。未だに旅先での『出会い』には、わからないところがたくさんあります。

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