06 February, 11

「不夜城。」

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眠らない町『麗江』の、夜の幻想的な風景。…とはいえ2人は夜中には深く眠りについているので、実際に“眠らない町”なのかは正直、知らないのですが…。

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昼間はこんなに健全な古都の風景が、夜になると映画『さくらん』とかを思わせるような、妖艶な光で彩られる。一歩裏通りに入ると、そこにはまさに『千と千尋~』的な風景があちこちに展開している。さらに表通りに戻ってみれば、静かに流れる清流の両脇、石畳の通り沿いを埋め尽くす“Night Club”的な店の数々。昼間は普通のレストランにしか見えなかった場所が、歌と踊りと男と女と、アルコールの気配で満たされる様を見ていたら、何となくオランダ・アムステルダムの飾り窓地区周辺を思い出した。雰囲気としてはもっと健全なのだが、古い町の夜景が持つ独特の妖艶さが2人にそれを思い出させたのかもしれない。多くの店では様々なタイプの音楽が演奏され、歌われているのだが、その多くはコスプレ的衣装に身を包んだ“似非アイドル”風な若者たちであり、外から客観的に眺めていると、吹き出してしまうような可笑しさがある(もちろん、店内は大盛り上がりだけど)。かたや、少し静かなBarなんかでは、主にバンドや、単独での弾き語り演奏が行われているが、大抵はそれほど上手い演奏ではなく、ここでもふと顔がほころんでしまう。こんな演奏を聴くくらいなら、さっきのアイドル風をワイワイ眺めていた方が数倍面白だろう(笑)。…とはいえ、実際に店に入るとなればテーブルチャージも掛かるみたいだし、観光地の夜のお店で飲むお酒が安いわけはないのである。結局ここでも2人はただ、窓の外を歩きながら、店内を 眺めて“雰囲気”を楽しむだけ。酒好きでも踊り好きでもないのだから、それだけで十分っちゃぁ、十分なんだけど。…それでもいつかもう一度ここに来たら、やっぱり今度は中に入ってみたいなぁ…。

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