「MaMa’s Naxi Guest House。」
麗江で泊っている宿の名前。ホットシャワーが出ないのは致命的な欠点だけど、全体の雰囲気はまぁ、悪くない。そして、何より素晴らしいのはここが提供している『1人20元食べ放題夕食』である。
ここでは、夕食時(PM6:00)に食卓に着くと、その日夕食を希望する宿泊客の人数に関わらず、常に8~10皿の『オカズ・プレート』が目の前に並ぶことになる。それを大抵4~6人でつつきながら白メシをかっ喰らうわけなのだが、ここでは白メシのお替りは完全自由になってるから、とにかく腹いっぱいになるまで美味しい食事を楽しむ事が出来るのである。
聞けば、これがまぁ、いわゆる『中国的食事』の基本形ということであるらしい。しかし、2人にとっては初めての経験。何が嬉しいって、とにかく好きなだけ食えるってのが、何よりもまず、非常に有難い。さらに言えば、味も上々。美味いです、この宿のおかみの本場中華料理。種類も豊富で、肉・野菜 まんべんなく摂取することが出来るのもまた、貧乏旅行者の“お助け要素”である。
夜がそんな具合だから、2人としては朝・昼を少し倹約すれば経費的に助かるのは分かっているのですが、何せ町にも美味しそうな食べ物が溢れかえっているもので、なかなか欲望を抑えきることが出来ない。全く、中国の食事ときたら、良しにつけ悪しにつけ、とにかく五感を刺激し続けてくる…。
今日も多少の買い食いを楽しみながら、麗江(リージャン)の、特に下町付近を歩きまわる。今朝、古城を出た大通り沿いの小さな店で食べた刀削麺はとても美味しかった。ボリュームも満点で、牛肉入りの1人前が6元(≒80円)というのも、また素晴らしい。
やっぱり、観光地の中心を歩くよりは、こういう“離れ”的な通りの方が断然リーズナブルな食事にありつける。店のおばちゃんは全く英語を話せなかったけど、とても親切に注文を受けてくれた。よく、外国の中華街で出会う様な“無愛想な中国人”って、本場ではあまり見かけない。何でこんな違いが生まれるのか…不思議だなぁ。