30 December, 08

「フェリーに乗るまで。」

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ウルグアイ旅行の最終日。PM7:00のフェリー出港時間まで、今日は何をしてやろうか…。

とはいえ宿は10:30にCHECK OUTしなきゃならないから、朝食を食べ終えるとまずは荷物を整理し始める。3日間お世話になった寝心地の良い快適な2段ベッドとも、遂にこれでお別れである。
入り口そばの受付で全ての清算を済ませると、荷物はそのままそこに預けて、今日も再びいつもと変わらぬ“あてのない散歩”を開始した。

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こんな小さな港街に3泊も滞在したのだから、今日に至ってはもう特に新しく見るところなんて無いだろうなんて思っていたのだが、歩いてみると以外とまだまだ知らない路地や場所があるものだ。
特に、町の南側にある観光名所の1つであるこの“旧鉄道駅&線路跡”なんて、最初に見ててもいいような所に今日まで行ったことがなかったのである。
ここはある意味、この町の数少ない観光スポットであるはずなのだが、訪れてみるとそこにいる観光客というのは30分に1組・2組くらいなもので…。
そんな誰もいない原っぱ(旧鉄道駅付近)の真ん中で旧プラットホームに置かれたベンチの上に寝転がるのが、晴れた空の下では何だかとっても気持がよい。

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そこらでしばらく(何時間か…)時間を潰した後、昨日も行った旧市街の桟橋付近へ移動。たくさんのプライベートボートが優雅に停泊しているのを横目に、水にチャプチャプ素足を浸けて遊んでた。
それにも飽きるとまた場所を移動…そんな散策の合間に食べた昼飯は、やはりいつもと変わらぬレストランにて。うん、やっぱり今日もとても美味しいかった。
(Restaurantの名前は「El Porton」。肉料理屋だが、パスタやピザなんかも提供している。)

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そうこうしている内に、徐々に日差しが西へと傾いてきている。つまり、フェリーの時間が近づいてきたわけだ。
結局最後まで“コロニア”1都市しか見なかったけれど、それでも何となくウルグアイという国のイメージを手にする事が出来た気もする。
いや、何となくですけどね。とにかくここも、素敵な国です(笑)。
気候的にも過ごしやすい。近くにあれば、夏のヴァカンスに丁度良さそうな感じかな。
人もみんな親切だったし。…でもこれって、どこの国にもいえる気もするけれど。
どこの国の人たちもみんな、基本的に旅人に対してはある程度“親切”なものなのだろうか。南米にこれだけ長くいて、危険に遭遇していないってのも出発前のイメージとはえらい違い。ウルグアイも、その例に洩れず…ってところだろうか。運だけはどうも、いいようで…。

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夜7:30。今日も結局“出港”は遅れたが、来た時と同じように静かな走行でフェリーはBuenosへ向けて走り始める。
3時間の運行の途中には、パテオでTANGOの実演が披露される場面も。
アルゼンチンに入国してから初めて目にするTANGOだったが、こんな場所にも関わらずこれがなかなか迫力のある演技だった。プロの技というものを感じさせられた気がする。
Buenosに戻れば、これがより大迫力のショーとして本格的に体験できるはずだ。
年始早々にはPatagoniaに向けて出発するからすぐにみる事はできないかもしれないけど、Patagoniaから戻ってきた際には是非とも体験してみたいと思います。

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