「Zanzibar Pizza / ザンジバル・ピッツァ。」
タンザニアの沖合に浮かぶ小さくて美しい島、『Zanzibar(ザンジバル)』。
食事メニューのバリエーションが少ないアフリカ地域の中にあって、この島には美味しい料理が路上のあちこちに溢れかえっている。その、記憶に残るいくつかの味の中から、今日は“この料理”にチャレンジしてみることにしました…。
あの『真夏の島』で食べた料理を作ってみるには、今がちょうどよい季節かもしれない(笑)。
ザンジバルはかつて『奴隷売買』が盛んだった島で、その頃に建てられた瀟洒なつくりの建物が、古びて、寂れて、結果的には不思議と魅力的な風景を創りだしている。
中心地『Stone Town(ストーンタウン)』を一歩外に出れば、美しい砂浜が伸びる『南の島の風景』に出会うことができます。これは、島の東側、Jambiani(ジャンビアーニ)と呼ばれる村のビーチ。
安宿の窓から見える、ヤシの木々と空の色。
一方、ストーンタウンの中はこんな感じ。ここはイスラム教徒たちの住む島で、彼らの持つ文化の香りが、この島に『アフリカらしからぬ雰囲気』を漂わせているのだろう。
路地は迷路のように入り組んでいて、油断すると簡単に迷ってしまう。手に入る地図も怪しげなものばかりだから、結局は歩いて覚えるしかないのですが…。
…そんなザンジバルで、貧乏旅行者なら必ず出会うであろうリーズナブルな屋台料理『ザンジバル・ピッツァ』。あの頃の思い出にしっかりと染み込んでいる“あの味”を再現するチャレンジが、いよいよここから始まります(笑)。
まずは、いつもの八百屋で格安の野菜を。
「何作んの?」…どこかの赤ちゃんに睨まれつつ。
そんで、いつもの鎌倉某所にある小部屋に移動して…。
ザクザク。シュッシュッ。
このレシピで、果たして上手くいくのか、どうか!?
玉ねぎを切っても涙が出ない方法が知りたい。切る前に冷蔵庫で冷やしたりしたんだけどなぁ。
名前にある通り『Pizza』なわけですから、やっぱりこういうものを作ることになるのです。
下ごしらえは、こんな感じか…。
具だくさんが美味しさの秘訣でしょう、やっぱり。
今日も途中、多少の混乱はありましたが…。
何とか無事に『完成』まで漕ぎ着けました(笑)。本日の料理についても詳しいあれこれは『世界を喰らう!』に載っけますので(近日中に)、興味がある方も、ない方も、ちらっと覗いてみてください。