05 August, 10

「Money。」

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AM4:45。Hotelに頼んであったTAXIに乗込んで、Harar行きのバスターミナルへ向かう。

外はまだ真っ暗闇で、それでもターミナルが近づいてくると、早朝とは思えないような人だかりと喧噪に包まれた。「ここだよ。チケット売り場はすぐそこだ。あとは歩いて行けるから。」…と、半ば放り出されるような格好で、肌寒い早朝の闇の中、TAXIを降りて荷物を背負う2人。早々に寄ってきた客引き風の男に連れられて、Harar(ハラル)行きだというバス会社のチケット窓口に向かった。様々な行き先ごとに、たくさんのバス会社が窓口を並べている。それを見て初めて気が付いたのだが、ここに掛けられた看板類は全て“エチオピア文字”で書かれているため、どの窓口が何処行きのバス用なのか、自分たちでは全く解読することが出来ないのである。となると、この男のような“ガイド”に頼らないと、バスのチケットを買う事が出来ない。しかし…。結局後で分かったのだが、この男も結局はバス会社とは関係ない“ガイド屋”で、だからチケットを購入して無事にバスの前までやってくると、そこで別途に“ガイド料”を請求されることになるのである。これが、今回もまた「100B」だって!?…10時間移動のHarar行きバスチケットが97Bなのに、なんでこの数分のガイドに100Bも払わなきゃならないんだよ…。そこから再び交渉というか、口論というか、とにかく「ああだ、こうだ。」と“話し合い”がスタートすることに。結局、2人は最後まで「金持ってない」というウソを押しとおし、「これが全財産だ。」と5Bだけ渡して追っ払ったのだが、夜明け前から既にぐったりと疲れてしまった。

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もちろん、移動の10時間も体力的には疲れる旅程で、バスも狭くてシートが“ちゃち”だから、普通の長距離バス的感覚よりは辛めです。…でも、あのマダガスカルでの“悪夢のToo Much Pain”を思えば、これは快適とさえ言える座り心地に感じられてくる。結局、どこに基準を置くかで、辛さの度合いは違ってくるということでしょうか…。

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