03 August, 10

「Cinema & Coffee。」

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AM10:00ぴったりにチェックアウトを済ませると、荷物をフロントに預かってもらって曇り空に覆われた灰色のNairobi Townへ…。

2人のアディスアベバ(エチオピア)行フライトは深夜2時の便だから、夜、空港に向かうまでにはまだ随分と時間がある。さらに今日は火曜日で、事前に調べたところによると、映画館のチケット料金が割安になるらしくて…。道すがらスナック屋でケバブを軽く食べた後、初回AM11:50の上映時間をめがけて、その映画館へと駆け込んだ。

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…ここで「駆け込んだ」というのは別に比喩的な言い回しではなく、ある“何か”から逃げるようにして2人は映画館のあるビルへと入ったのである。“何か”っていうのは…、まぁ、物乞いですね。しかも、何かに泥酔した目をした…。
数分前、ケバブを食って店を出たところで何だか目の座った男に「金をくれ。」と絡まれてしまった。「やだなぁ、なんか、この目ってメルボルン(オーストラリア)でも見た事あるような気がする…。」なんて思いながら右へ左へと逃げつつ歩き続けていたのだが、何処まで行っても、Uターンしても、いっこうに離れてくれる気配がない。最後はどっかの店の入り口に立っていたガードマンに助けを求め、するとそのガードマンが手にした棍棒を振りかざして“金くれ男”を逆に追いかけまわし、どこか向うへと追い払ってくれたのです。
この辺のガードマンの対応だけは、オーストラリアとだいぶ違ってた(笑)。「あいつは、ただ完全に酔っぱらってるだけだ。今の内に向うへ行ってしまいなよ。」と、言われるままに映画館へと足を向けたのだが、奴はまだこの通りの周辺どこかに潜んでいるはずなわけで…。どうにも落ち着かない気分のまま、早足、というより半分“駆け足”でここまでやってきた、というわけなのです。
そんな風に急ぐ羽目になったから、映画館には上映開始時間よりも随分早く到着してしまった。とりあえずチケットだけ購入し、入口前で30分ほど待機。そして、火曜日限定チケットに含まれる3点セット(コーラ / ホットドッグ / ポップコーン)を売店で受け取ると、2人は「KARATE KID」が上映されるSCREEN 1へと入っていったのである。

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ここでは2本しか上映作品は無かったんだけど、その中からジャッキーチェンの出演作「KARATE KID」を選んだワケは、純粋にジャッキーが好きだからってのも勿論あるし、さらには「英語が分かりやすいんじゃないかなぁ…。」と思った事も、まぁ大きな理由です。…そして、案の定、彼の喋る英語は分かりやすかった(笑)。映画自体もジャッキーらしく、最後にはスカッとした気分にさせてもらえました。同時に、何だか自分たち自身が強くなったような気分になっちゃって、今、さっきの“金くれ男”に出会ったなら、カラテキックで倒せちゃえるような気になったりなんかも(笑)。
さらに不思議な事には、上映終了して場内から外へ出る時、自分たちがジャッキーと同じアジア人である事で、周囲の黒人さんに対して顔を見せるのが「なんか、照れるなぁ…(笑)。」なんて感じちゃったのです。何だったんだろ、あの感覚!?

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上映後には近所のカフェに入って、映画の話をしながら美味しいコーヒーを飲む。今日はいつもの“Pekeshe”ではなく、キレイ目チェーン店の「Java House」というカフェに行きました。理由は、同宿の韓国人“ビニオムさん(コーヒー評論家、兼、コーヒー農園主in Ethiopia)”に「ここのコーヒーが、Nairobiでイチバン美味い。」と勧められたから。House Coffeeを、New York Cheesecakeと共に。

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