18 September, 08

「Which is real…。」

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コロンビアのPASTO(パスト)からエクアドルのQUITO(キト)へバスを乗り継いで移動してきた時、いつの間にか知らずに通り過ぎてしまっていた「Equador(赤道)」のラインを改めて確認するため、QUITO近郊にある「赤道記念碑」という所を訪ねてきた。

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国名の由来でもあるそのラインの上には、赤道やエクアドルという国に関する様々な展示とともにド派手な“記念碑”が建てられたテーマパークのようなものが造られている。
そして、赤道を示す赤いラインの上で記念撮影をするために、日々たくさんの旅行者がこの場所を訪れているのである。
しかし、ここには1つの面白い“事実”があって、実はこの記念碑がたてられている赤道ラインは本当の“北緯0°南緯0°”地点ではないらしいのだ。
この記念碑が作られた70年ほど前の時点ではその場所が「赤道」であると認定されていたわけだが、近年になってアメリカによる再度のGPSによる測定が行われた結果、実は本当の赤道ラインはそこから北に約150m離れた地点であったのである。
現在、この本物の赤道ラインの上にも別の博物館が造られており、そこでは赤道直下ならではの様々な楽しい実験を体験することができるようになっている。
この時点で古い方の記念碑は意味が無くなりそうなものだが、そこはそこでエクアドル人にとっても旅行者にとっても、現在も訪れるべき大切な場所であり続けているのが面白い。
古い記念碑の方が見た目も派手で写真映えするし、そこではパスポートに記念スタンプを押してもらえたりするのも旅人にとっては魅力的なものとなっているのだ。
とはいえ本物のラインはもう1つの博物館にあるわけだから、そちらも行かないわけにはいかないし…。
おかげで2人もそれぞれの場所に入場料を支払って、それぞれのラインの上で記念撮影をしているわけだから、考えてみれば何だかおかしな話である。
1つにまとめてくれた方が、だんぜん旅人にとってはありがたいんだけどなぁ。(金銭的に。)
そしてここで、またまた偶然の再会が!
グァテマラのシェラ&パナハッチェルで同じ宿に泊っていた“鴨内夫妻”と、なんとその赤道(偽の方)の真上で再び出会うこととなったのです。
HPなどを見ていてQUITOに来ているはずだということは分かってたんだけど、まさかこんな所で偶然に出会う事になるとは!?
最初にMが夫妻を見つけたのだが、あまりに突然だったために、興奮して走り寄ったMはアツコさんと熱い抱擁を交わしておりました。
この時JとMはちょうど赤道オフィスで「赤道到達証明書」なるものを発行してもらうところだったのだが、思いがけず出会ったサトシさんとアツコさんに、この証明書の「証人」欄のサインまでしてもらうことに(笑)。

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最初のグァテでも、Los Banosでの温泉・風呂上がりに出会ってみたり、何だか鴨さんたちとはいつも不思議なところで出会っているなぁ。
今回はあまりゆっくりとは話せなかったけど、今後のルートも似ているからまだまだ会う機会はありそう。

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さて、ここで「本物の」赤道上にある博物館についても少し。
規模的には偽の方より全然小さなこの野外博物館では、それでもそのサイズの中にギュッと凝縮されたような、様々なアトラクションを楽しむことが出来るようになっている。
たとえば、赤道上では水がためられた洗面器の栓を抜いても、抜けていく水が渦を巻かないことを実験で確認してみたりとか…。

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途中に挟まれるエクアドルの古代文化などについてのレクチャーもまた興味深くて、ここもなかなかに楽しむことができる施設となっている。
とにかく色々と盛りだくさんだから、来て退屈することはまずないですね。

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コメント

ひょんな所での再会は、本当に驚きですよね。お二人と出会えたのは2人とも嬉しく思っています。
今朝方ペルーに入りました。また、ロス・バーニョスを目指してカハマルカへ移動中。
次の再会はいつになるでしょう。楽しみです。
カモ & あつこ

カモ夫妻へ。

カモさん、クスコにいたんですか!?
今日久しぶりにカモさんたちのHPをチェックしたら、何と、同じ町にいたんじゃないですか!!
こちらは今夜のバスでプーノに向かう予定なので、
ここでの再会は、もう難しいでしょうか…。
でも、近くにはいますね。
次の再会は、いつ!??

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