「In the Room。」
実家で使わせてもらっている小さな『住処』の整理もだいぶ終わり、そこで本を読んだり映画を見たり、そういうのが出来るくらいには落ち着いてきました…。
特に大変だったのは、旅先から送った郵便(段ボール)の中に詰め込まれていた“ガラクタ”の整理。「何だこれ、何でこんなの送ったんだろう…。」みたいなモノも結構あったりして、2人で部屋のあちこちに仕舞いながら、途方に暮れてしまったのであった。
そういえば、アフリカのタンザニアから送った荷物が返って来てみたら届いていなかった。首都の『ダルエスサラーム』の中央郵便局から送ったのに、結局何処かに紛失してしまった模様である。
中身は例のごとく大したものではなかったが、あえて「惜しい。」と思うとすれば、オーストラリアで購入してからしばらく持ち歩いていた『カスタム・ディジュリボーン』だろうか。これはプラスティック製のディジュリドゥで、軽いし、長さを調整することでキーを変えられるという優れモノだったのに…。
確かに、あそこのPost Officeは何だか信用しづらい雰囲気だったかもしれない。対応してくれたオバちゃんは陽気でとても良い人だったけれど、「OKオッケー、大丈夫、送っとくよ~(笑)。」みたいな、軽いノリが逆に不安だったような気もする。
…でも、それを言ったらアフリカはどこもそんな感じだったけど。逆に、無事に届いたモノの方が『奇跡』だったのかもしれないなぁ…。
そのうち、向うで買ってきたものなんかも少しづつ紹介出来ればいいなって思っています。基本的にいつも行き当たりばったりだから、それがいつになるのかはわかりませんが(笑)。
そういえば、最近、ようやく携帯電話を持ち始めました。機種は4年前に持ってたやつを再利用して、ソフトバンクで新規契約を。店舗には3~4回通ったんだけど、行くたびにi-Phoneが魅力的に思えて、最後までえらく悩みました。
…が、旅を終えた直後の今は2人とも基本的に頭の中が『アンチ・テクノロジー』思考になってるため、「通話とメールが出来れば、あとは値段が安い方がいいや。」…と、最終決断を下したのです。
『アンチ…』でいえば、昔からTV好きだった2人は、「TVが時間をあっという間に奪ってしまう。」ことを嫌というほど実感していたから、旅での経験も踏まえつつ
「TVを見ない。それで、本や映画や散歩やスポーツなど、そういうモノを楽しむ時間を日常生活の中でしっかり確保しよう。」…という目標を掲げていたのです。
でも、帰って来てみたら実家のリビングに55型の大型TVがドンと鎮座しており、その画面から発せられる誘惑にどうにも抗うことが出来ず…。
大震災後の情報収集という理由も相まって、結局「TV漬け」の毎日になってしまったのでした。何事も上手くいかないもんだなぁ。
しかし、震災直後の不安感から、それを解消するためにと情報収集をしていたつもりが、TVを(またはWebを)見過ぎることによって余計に不安が増しているのだから、何のための「戒律違反」だったのか、よく分からなくなってくる。
だから今では朝夕の数十分以外は出来るだけTVのスイッチを切って、心の平穏を保っている次第です。どちらにしても、今はここから移動出来る状態じゃないので、だったらもう出来るのは『祈る』ことくらいしかないか、なんて…。
地震すごかったですね。。。うちは海のそばなので津波がくるんじゃないかと心配で。こなかったですけど。
原発問題にもんもんとしている日々です。久しぶりに私の心のオアシス的なこちらのブログを拝見して、帰国されていた事にびっくりしています。ある意味すごいタイミングで帰国したんですね!
また心なごむ写真をよろしくお願いします!
ともちゃん | March 31, 2011 8:17 PM
こんばんは!
初めてコメントさせてもらいます!
お二人が世界一周に出られてからずっとブログ拝見しておりました。
年齢も同じくらいで、ずっとかなえられなかった夢を叶えてられるのをずっと応援してました。
私も結婚し妻もブログを見るようになりましたが、いまでは二人して合い言葉のように「ナイロンヘッド更新してた?」と確認し合ってました。。。
とうとう帰国されてぽっかり心に穴があいたね。。なんて話を二人でしておりました(笑)
でもお二人のブログをみてて「やっぱり俺らも行きたいね」てことをずっと話てて、なんと今年7月くらいに出発する事に決めました!
非常に突然ですが。。。
おそらく7~8年でしょうか
二人で願ってた夢を叶える決意が、お二人が帰ってこられてやっと決心がつきました。
30代での退職とか今後とか色々気がかりな点はありますが、頑張って来ます!!
これからもいろいろあると思いますが頑張って下さい!!
西本 卓也 | April 1, 2011 2:38 AM
“ともちゃん”さんへ。
Mの実家も海の近くで、兄の車は津波で壊れてしまいました。…でも、まぁ家族みんなが無事で良かった…。帰ってきて早々の出来事に、最初はかなり動揺しましたが、『近くで家族の無事を知れてよかった。』…と、今となってはそんな風に思います。
旅の秘蔵(!?)写真も含め、ちょくちょく記事を更新していくつもりなので、これからも暇な時には是非、覗いてみてください。
J&M | April 2, 2011 12:25 AM
西本さんへ。
初めてのコメント、ありがとうございます!
いくつかの“心残り”はあったものの、とにかく無事に日本に戻ってくることが出来ました。
今は、今後の人生を『どう楽しもうか(踏み出そうか)』を考えながら、とりあえず怠惰な主夫(主婦)生活を送っている感じです(笑)。
吉岡さんたちも、夫婦で旅に出ることを決意されたのですね!
仕事を辞める決断には様々な『不安』がつきまとうものですが、それを振り払っても実行する価値が、旅にはあるんじゃないかと、僕らは思います
少なくとも僕ら2人にとってみれば、“旅立ったこと”を後悔したことなんて、今までただの一度もありません!
そして、『30代って、旅を楽しむには良い年齢なんじゃないかなぁ。』って、個人的にはそんな風に思ったりしています(笑)。
長く『思い』を温めていた分、
じっくり、がっつり楽しんできてください。
J&M | April 2, 2011 12:42 AM