「温泉ネコ。」
先日、地震発生時にJが訪れていた、箱根周辺の長閑な風景。
途中のサービスエリアにて。食べてないから、味は知りません。
景色の良い有料道路を走っている途中。View Pointに建つレストランの脇。
この辺りでは標高も上がっており、周囲には雪の溶け残りが結構たくさんある。下界はとても暖かかったのに、この辺りはなんか、真冬の寒さである。
良く育って美味しそうな野菜。
“富士”リンゴも、同じ場所で。
『命をかけて』…という名前が付いていた飲物。中に見えているのは、生きたまま入れられた“スズメ蜂”であるらしい。
怪しげに曇り始めた空模様。
土産物屋に群がるオバさんたちの熱気。中国人かなぁ…。
大涌谷にて(1)。温泉たまごは、1人2個づつ食べました。だいぶ寿命が延びたかな。
大涌谷にて(2)。この周辺に外国人がたくさん集ってきて、思い思いに記念撮影をしている。Jの被災は、多分この辺りで、だったんじゃないかと思う。強風による轟音と立ち昇る湯気に包まれていたから、揺れにはほとんど気付かなかったけど…。
温泉の熱で暖まるネコにも、不審な挙動は特に見られず。その場をピクリとも動こうとしない(笑)。
益々怪しげになってきた空の色。芦ノ湖畔のカフェのTVに群がる観光客のタダならぬ気配を見て、Jは初めて大震災の事実を知ることになったのである。
Mの無事は、30分かけて繋がった電話で何とか確認できたけれど、その後もTVに映しだされる衝撃の映像から、目が離せなくなってしまった。
その日、横浜に戻るつもりが、高速道路の封鎖とそれに伴う国道の大混雑により動けなくなって結局その周辺で1泊することに決めた。そういう客が多かったからか、旅館もホテルも『満室』が多くて、部屋を確保するのに少し手間取ったけれど。
長閑な休日を過ごした温泉地が、非難場所へと一変してしまった感じ。箱根では、被災初日ですら余震が少なかったから、それは確かに有難かったけど…。