11 September, 10

「Red Sea。」

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午後発のバスに乗込んで、灼熱のLuxor(ルクソール)を離れた。同時にナイル川とも別れを告げ、2人は一路、かつて「世界で最も美しい海」と謳われたうみ“紅海”を目指す…。

上の言葉を残したのは、フランスの海洋学者“クストー”という人らしい。ガイドブックによれば、今でもその美しさは健在だということだが、果たして…。

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夕陽に染まる砂漠の真ん中を、バスは静かに東へと向かっていく。2人が利用したUpper Egypt Travelのバスは、見かけ同様に内部もかなりボロくて、窓が開かないくせにクーラーの効きが悪いため、終始なんとなく汗ばみながら6時間の移動を耐え忍ぶことになってしまった。空が夕焼け色に染まった頃からはさすがに車内の温度も下がってくれたが、長距離移動の場合には、やはり出来るだけ質の良いバスに乗込みたいものである。

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バスを降り、更にタクシーを使って宿泊予定の安ホテルに辿り着いた時には、PM9:00を廻っていた。夜だからという事もあるだろうけど、今までいた内陸部に比べると、風が涼やかで、空気の暑さ(熱さ)が和らいでいる気がする。この時間はもう、夜の暗闇に紛れてしまっていたけれど、明日になれば、紅海の美しい蒼色の水面をゆっくり眺めることができるだろう。とにかく今日は疲れたし、エアコンの効いた小奇麗な部屋で、朝までゆっくり眠ろうか…。

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