「○○自治区。」
イスラエル滞在4日目。明日の朝出発でヨルダンに戻る事に決めたから、ここでの時間は今日が最後になる。
本当は新市街など少し広めの範囲を歩いてみたかったんだけど、今日はユダヤ教徒にとって何か特別な“祝日”であるらしく、どこに行ってもシャッターが閉まっていて、人々の生活を観察するどころか、お土産探しすらままならない状態。結局、城壁の中に広がる“旧市街”でしか人の気配と活気を感じる事ができなかったが、それでもこの町で過ごす最後の日を、充実した気分で終える事が出来た。4泊5日は、エルサレム近郊だけを見るのにはちょうど良い日程だったと思う。長すぎなかったし、短かすぎなかったし。
夜には近所で買ってきたビールを宿のロビーで空けながら、その部屋を埋め尽くすくらいにたくさん滞在している日本人パッカーのみなさんたちと、楽しい時間を過ごすことが出来ました。誰かが「日本人自治区」とか言ってたけど、確かにそれくらいの雰囲気だった(笑)。日本から遠く離れたイスラエルと言う国の小さな宿で、こんなに日本的で幸せな夜を過ごせる事の“不思議”を感じます。旅って、本当に面白い。