18 September, 10

「ガクガクの脚でトイレ探し。」

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登り始めた太陽の熱が、2人の冷え切った身体を少しづつ温めていく。陽射しの強さはダハブのそれと変わらないくらいだけれど、空気はヒンヤリと張り詰めていて、山を歩くのにはちょうど良い感じ。

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山頂付近の切り立った崖の周辺ではまだ日影になる場所も多少はあったのだが、下に降りる程に辺りは荒涼とした砂漠の大地へと変わっていき、ひたすら太陽光線を浴びながら歩く道中では、日焼けがますます進んでしまいそうな気配。

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山登りでは、基本的に下りの方がヒザに負担がかかり、いつしか脚がガクガクと震えてくることになる。この日も滑りやすい砂地の道をザザッ、ザザザッと降りながらも、ヒザのあたりが、ワナワナ、ガクガク…。

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ついでに、頂上で飲んだミルクティーが今になって効いてきたのか、2人とも急激に尿意を催してきてしまった。数百メートルおきに現れる山小屋(売店)にトイレがあるにはあるのだが、「チップUS$10。」とか、やたらとボッてくるので、入りたくても入れない。

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「弱みに付け込んで、アクドイ商売しやがって…。」文句を言っても尿意が収まってくれるわけでもなく、新しい小屋が見えてくるたびに何度でもトイレの使用料を聞くのだが、やっぱりどこにも良心的なヤツはいないのである。強まる尿意に、ヒザがさっきよりも一層ガクガクとしてきたような…。エチオピア以南のアフリカなら“野”ですることも問題なかったのだが、ここはさすがに観光地であるだけに、雰囲気がヨーロッパ基準な感じ。白人さんばかりが通り過ぎる道すがらでは、なかなかそういうチャンスもめぐってこない。でも…。

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「あそこの岩の陰、ちょっと良さそうなんじゃないかな…!?」…結局、最終的にはそういう話の流れになりまして、それでも何とか2人とも、無事に用を足すことができたのです。まぁ、岩陰といっても写真のような荒涼とした大地ですから、どっかしらの角度からは覗かれてしまう状況なのですが(笑)。…Mも強く(!?)なったもんだ(笑)。

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麓に着くと、1時間ほどSt Catherina修道院を見学。キリスト教徒でない2人にとってはそれほど面白い場所でもなかったが、とにかく木陰は涼しくて気持ち良かった。あとは…あんまり覚えてません(笑)。山がメインだったもので。

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帰りのバスの中ではあっという間に眠りに落ちてしまい、次に気が付いた時にはもうホテルの傍だった…という感じ。部屋に戻った時はまだ正午を廻ったくらいの時間だったが、シャワーを浴びて着替えると、ベットに倒れ込んだまま早々に昼寝に突入してしまった。そして結局、そのまま日没まで、泥のようにグッスリと眠り続けてしまったのでした…。

コメント

最近、日本でも登山ブームです うちの店もみんなで登ろうという話が出てて 僕も夏休みに鹿児島の山を登って来ました
しかしそちらの山は景色が全然違いますねー!
ダイビングもやってみたいですけど あの別世界に来た感じがいいんですよねー
順調そうでなによりでーす!

sonoさんへ。

どもども。

ダハブは最高でした。
すてきな山も近くにあり、キレイな海もある。
ここに沈没しちゃう人がいるのもよくわかります。

帰国したら日本の山にも挑戦してみたいですね。
日本は日本で楽しみです。

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