22 September, 10

「Long Day。」

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フェリーで紅海をこえてEgypt(エジプト)の“ヌエバ”からJordan(ヨルダン)の“アカバ”へと抜ける単純で短距離なルートに、結局丸一日費やすことになってしまった…。

船の予定出港時刻はPM2:30。Dahab(ダハブ)の宿を10時に出発し、ミニバスで1時間の距離にある港町“ヌエバ”に到着したところまでは順調だったのだが、フェリーチケットを購入するところから、時間の予測が少しづつ狂い始めた。

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2人が購入したチケットはPM2:30発のスピードボート(ヨルダン側まで片道2時間弱)のものだったのだが、この時点で既に、「ボートへの乗船時間はPM3:00。」という風に変更になっていた。まぁ、30分くらい遅れてもしょうがないね、エジプトだし…なんて安易に納得していたのだが、これが全く甘かったのである。

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チケットを持って出国審査所に行くと、既にモノスゴイ人数の地元エジプト人なりヨルダン人なりが並んでいる。いや、並んでいるというより、その窓口の前の広場いっぱいに隙間なく“押し寄せている”という方が近いかもしれない。窓口が開くのを待っているのには違いないのだが、横の人と自分と、どちらが前なのか分からないような、つまりは「列になっていない」状態なのである。

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案の定、窓口が開くと同時にその大集団が一気に狭い通路になだれ込み、順番なんてそっちのけで、「我先に、我先に!」と押し合い、主張しまくるという感じで、2人や、一緒に並んでいたデンマーク人のような“よそ者”には考えられない程に非効率なやり方。押し合ってるばかりで全く進んでいかない行列(!?)に苛立ちながら、こちらも自分たちのパスポートを片手にその合間から窓口へとねじ込んで入っていき、厚かましい輩どもとの1時間ほどの苦しい攻防の末、何とか無事に出国スタンプを押してもらう事が出来た。そのままゲートを抜け、先にあるだだっ広いフェリー待合室へ。

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「あとは、船に乗込むだけだね。」…しかし、それがまたこの国では、そう簡単に運んでくれないのである。1時間待ち、2時間待ち、とっくに予定の乗込み時刻PM3:00を過ぎているのに、周囲には何の音沙汰も無い。係り員らしき人に状況説明を頼むものの、ちょうど英語を話す人がいないということで、会話が上手くかみ合っていかない。「何だ、どうしたんだ、この遅れっぷりは…。」再びイライラが募るものの、待つ以外に特に手立てはなく、本を読んだり何だりで時間を潰している内、結局予定から3時間ほど遅れたPM6:00過ぎになって、ようやく出発…ということになったのです。船も「スピードボート」と言うほどの速力はなく、結局対岸のヨルダン側の町“Aqaba(アカバ)”に着いたのは、PM8:00を過ぎたあとであった。仕方なく、この日はアカバの安宿に宿泊。翌朝一番のバスに乗って、ぺトラ遺跡の最寄町“Wadi Musa(ワディムーサ)”へ向かいます。

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