「in Africa。」
Egypt(エジプト)をAfricaと呼んでいいのかどうかは少し疑問が残るところだが、3月にCape Town(南アフリカ)からアフリカ大陸縦断を始めて以来、2人がその最終地点と思い、見定めていた場所が、ここEgyptであり、紅海の楽園Dahab(ダハブ)であった…。
そして、そこで過ごす日々も、いよいよ終わりを迎えようとしている。6ヶ月という、考えていた以上に長い時間を使って旅してきたAfricaを振り返って今思うのは、「疲れた…。」という、後ろ向きだが、やはりそれがイチバン“しっくり”くる感想である。
勿論、楽しい事もたくさんあったし、充実した日々を送れたと思うのだけれど、それまで旅してきたヨーロッパや中南米なんかに比べてみると、肉体的にも精神的にも、タフさを求められる場面が本当に多かった気がする。
だから、今、エジプトという国に入って最も強く実感するのは、「安心」というか、「和み」というか、とても力の抜けた感覚なのです。エジプトは人が悪い国と聞いていたから身構えてもいたのだけど、2週間強の滞在期間中、2人の中では全くそんな“感触”はなかった。
これからヨルダン~シリア~トルコとイスラム国を抜けていくことになるが、心配なのは高くなっていく物価のことだけで…。充実していたDahab(ダハブ)での海三昧の日々を胸に、また新たな地域へと突入していく自分たちの“これからの旅”を楽しんでいきたいと思います。