「Hebron。」
Jerusalemからバスに乗って1時間と少し。パレスチナ自治区内の町、Hebron(ヘブロン)を訪れてきた。
ここでは、元々の居住者であるパレスチナ人と、入植者であるイスラエル人との間に対立の構図があり、スークなどを歩いていると、警備に当たる警察の姿を建物の屋上などに多く見かける事になるという。
この町に住むイスラエル人(ユダヤ人)の多くは、パレスチナ人(アラブ人)が商店を営む建物の上階に居を構えていたりして、そのユダヤ人たちが下のアラブ人に向かって投げ捨てる“ゴミ”が問題となり、通りの上空、一階と二階の間くらいの高さの場所に今では「ゴミネット」が張り巡らされている。
今回、町を歩いている間にゴミが捨てられる場面は見なかったが、ネットの上には確かにたくさんのペットボトルやプラスチックごみが溜まっているようであった。
そのネットの向こう側に見える建物の屋上付近には、確かに銃を持った警察の姿が…。
こういう光景が日常化してしまっている状況というのは、何だかとても悲しい感じがする。
一方、町の人たち(パレスチナ人)はみなとても気さくで感じがよく、特に、中世的な雰囲気のあるスークの中の小道などは、散歩するのにとても気持ちの良い場所だった。
この道の先にあるモスク(修道院)に向かうつもりだけど、今はイスラム教徒にとってのお祈りの時間だから、モスクの中には入れそうもない。なら、少しゆっくり歩いていきながら“Window Shopping”を楽しんでおこうか…。
…といって、むやみに土産を買ってしまうと後日通り抜ける予定の「ヨルダン~シリア国境」で荷物をチェックされて、“シリア入国拒否”なんてことにも!??…気をつけなければいけませんが、やっぱり何かお土産は欲しいなぁ…。