25 August, 10

「Yemen Embassy。」

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先週の金曜日(8/20)にレターを提出してから、5日。その時受付の女性が言った言葉を信じれば、今日は2人のVISA申請に対するPermit(許可)が降りるハズの日なんだけど…。

曇り空から降り始めた雨が、何やら先行きに不安を感じさせる水曜日の午前10時。開館と同時にイエメン大使館の中に突入すると、先日と同じ、小さな待合室に造られたちゃちな窓口の前へと進み出た。硝子窓を通して見える窓口の奥には、先日と同じ女性が座って業務準備をしている様子が見えている。その準備作業がとりあえず“整った”風に見えた頃合いを見計らって、さっそく笑顔でVISAの話を尋ねてみると、彼女は当たり前のような顔をしながら、こんな返事を返してきたのである。
「あぁ、パーミットはまだ届いてないわね。もしかしたら今日この後に届くかもしれないけど…とりあえず、明日また来てみてくれるかしら?」

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ちょちょ、ちょっと待ってくださいよ!?だって、先週金曜日の時点では、「返事が来るのに中2日かかるから、水曜日に来てくれれば大丈夫。」と言っていたじゃないですか!?
だから2人は交通費を掛けてこの大使館へと足を運んだのに…。そんな簡単に「明日また来てね。」…なんて言われたって、「あ、そうですか。それじゃまた、明日(笑)。」…ってわけには、どうしたって、いかないのである。こんな、何の用事もなくなったアディスに1週間以上も滞在させられた挙句、さらにその滞在が伸びる事を思うと、いてもたってもいられない気分になってくる。今日、上手い事VISAが取れちゃえば、明日にはイエメンへと飛び立てる準備(航空券の仮予約)も、一応バッチリ整ってたのに…。
2人(特にJ)はこの対応に納得が出来ず、「今日パーミットが来る可能性もあるんなら、この場でいつまででも待たせてもらおうじゃんよ。」…と、なかば自棄になってその場に居座る事に決めてしまった。
「待っても無駄だから、帰って待機してなさいな。パーミットが来たらこっちから電話掛けてあげるからさ。」と、そんな2人に声を掛けてくる受付嬢(おばちゃん)。
何だよ、自分が“水曜日に来なさい”って言ってたくせに…。しかもこれでホテルに戻ってしまったら、今日どころか明日も、明後日も、いつまでも連絡なんか来ないような予感もしてくる。そういう気配が、ここの受付にはあるのである。「我関せず」というか、「約束守らなそう」というか…。

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ちなみにこの、パーミットが降りるのが遅れている理由というのが「今は、聖なる“ラマダン”期間中だから…。」というものなのだが、別に昼間飯が食えないからって、書類はしっかり処理してくれりゃいいじゃんか、って…。仕事しろ、仕事!こっちは観光で友好的に外貨を落としてやろうってのに、何でそんなに“拒絶”する必要があるんだ!?
その後2時間くらいは、そのままのむくれっ面(特にJ)でその場に居座り続けたのだが、先に面倒臭くなったMに、「今日はもう、帰ろうよ。こいつら何も感じてなさそうだし、こんな事しても無駄な気がする。見てよ、あの無表情。ロボットみたいなもんなんだよ。絶対、同情なんかしてくれなそうじゃん。もうさ、帰ってどっかで美味しいランチでも食べてさ、楽しい時間を過ごそうよ~。」…と何度も説得され、結局、渋々引き揚げる事に。

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そして当然、この日はそのまま連絡は、なし。明日(8/26)の早朝に予定していたフライトもキャンセルとなり、再び“待機”の日々に逆戻りである。まさかアディスにこんな長く滞在する事になるとは!?一体、いつになったらこの町から脱出できるんだ~!???

それはさておき、上の数枚の写真が、この日のランチとなった“ハンバーガーwithチップス”です。宿の近所にある「African Queens」というカフェにて。ここのハンバーガー、マジで美味いっす。肉も厚いし、マヨネーズ系のソースも絶妙。そいつをスプライトで胃の中に流し込んでいると、なんか映画「Pulp Fiction」の1シーンを思い出すなぁ(笑)。

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