11 August, 10

「湖に浮かぶ教会。」

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Bahir Dar(バハルダール)は、Lake Tana(タナ湖)の湖畔に広がる小さな町。このタナ湖には37もの小島が浮かび、その上に建つ教会や修道院には、Gondar(ゴンダール)から流れてきた宗教画家たちによるフレスコ画が鮮やかに残されている…。

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2人は、宿泊したGhion Hotel主催のボートツアーに参加して、その内の主な島々だけを巡って来ました。参加費用は1人150Birr(≒1000円)。でも、島に上陸してみたらそこでの“入場料”は別途ということで、1島につき1人50Birrを追加で支払う事に…。だから、結局そこそこ高くつきます。2人はケチって、結局2島しか入場しませんでしたが。でも、フレスコ画そのものは、それなりに見応えがありました。とくに、島として最大のデガ・ステファノス島で観たそれは、なかなかの雰囲気を備えていたと思う。長い坂を登りきった丘の上の教会へと辿り着いた時は、その小さくまとまった佇まいのせいか、日本の何処かのお寺へお参りに来たような気分になったりもしたけど(笑)。

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そうそう、それと、このTourでは島巡りからの帰り路で、湖に生息する“Hippo(カバ)”を見れるという事になっていて、特にMはそちらをイチバン楽しみにしてた。
なのに、いざそのエリアに到着してみると、目当てのカバが何処にも見当たらない。そして、そのままボートを進める事数分、ガイドがいきなり大きな声で「あそこにヒッポがいますよ!」と叫んだのである。Tour参加者全員、視線をその方角に向ける。すると、たしかに何か動物らしきものが、遠くの陸地の木陰に打ち揚げられている様子。色は、“ピンク”である。「あんなピンク色したカバがいるんだぁ…。」そう思って眺めていたら、さっきのガイドがさらにもう一声。「どうやらあれは、Dead Hippo(死んだカバ)みたいですね…。」
んっ、死んでる!??…とりあえずカメラをズームにしてその物体を撮影し、画面上でさらに拡大しながらそいつをよく観察してみると、ピンク色に見えていたのは仰向けに横たわるカバのお腹の部分だということが分かった。かわいそうに、本当に死んでしまってるんだ、あのカバ。そんな風に感傷に浸りがちだった2人の横で、ガイドのお兄さんはさらに驚きの発表を上から被せてきたのである。「では、宿へ向けて出発しましょうか…。」
えっ!!?これで終わり、カバ!???ショックを隠しきれないM.。というか、あまりにも新しい切り口の展開に、ちょっと茫然としてしまった感じである。
サファリは基本的に「対、自然」の1発勝負だから、「運悪く見れない。」という事は今までにも何度か経験してきた。…ただ、今回の場合、あのカバはどう見ても昨日・今日死んだ感じには見えないし、そこめがけてボートを走らせて来て「死んだカバがいます。では、宿に戻りましょうか。」ってのは、どう考えても最初から“死んだカバしか見れない”場所に連れて来られたとしか思えないのである。他のカバがいるような雰囲気もその場所にはなく、だったら最初から「最近はカバは見れないのです。」とか言ってくれていた方が、気持ち良くTourに参加出来た気がする。何だよ、“Dead Hippo”って…。さすがエチオピア!?

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