「ネコとロバとコドモ。」
午後、良く晴れていたはずのラムの空に、一瞬だけ薄いグレーの雲が掛かったかと思うと、ポツリポツリと雨が降り出して、それが一気に激しさを増してきた…。
壊れた傘を広げながら、雨を防ぐというより“それを使った遊びを楽しんでいる”といった様子の子供たち。それでも濡れるのはやっぱりイヤみたいで、雨脚が急に強くなりだすと、一目散に庇の下へと逃げ込んでいました(笑)。そして、町中にたくさんいるネコやロバも建物の陰に隠れ、この通り雨が過ぎ去るのを、静かに待っていたようです。そういうこの町の風景を見ていると、「ロバもネコも人間も、ここではみんな一緒に生きてるんだなぁ。」って、そんな事を思ったりしました。
確かにロバは人間たちの荷物を運ばされるし、ネコは人間の与える残飯を食って生きてたりもするんだけど、「使われてる」「飼われている」というより、なんか、「一緒に生きている」って感じ。その感じが、とてもイイ。