12 July, 10

「Long Way。」

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Morondava(ムルンダヴァ)から、Antananarivo(アンタナナリヴ)へ。

Morondavaを出発してすぐは道も悪く、進みも遅いが、車がワンボックスタイプの“普通の車”であることだけでも、十分に安心できてしまう。揺れても、身体を受け止めるシートはきちんと革張りで、柔らかいし(笑)。
とはいえ、今回もかなりの長距離移動になるから、移動時間も17~18時間は掛かるわけで、午後2時過ぎに出発したバスが向うに着くのは、明朝7:00前後の予定だ。
出発前は少しドタバタとして、昼飯を食べる暇がなかった。それでも、「まぁ走り出したら途中の町で物売りから何か買う事が出来るっしょ。」と簡単に考えていたら、今までうざいほどいた物売りが、今日に限って何故か全く姿を見せないのである…。
いや、別に町が無いとかそういうわけじゃないんだけど、どの町に立ち寄ってもバスの周りにはひとっこ一人集まって来ない。結局夜になって「メシ休憩」となるまでの間、2人は何も口に入れる事が出来なかった。長距離移動で「おやつ」を用意しなかった油断が、結局は命取り(!?)に。下痢はするは、メシにはありつけないは、何だかどんどんスリムになっていっちゃいそうな感じだなぁ。
そんなこんなで車は夜じゅうくねくねとした1本道を北へ向かって走り続け、いつからか2人が狭いシートでウトウトとまどろんでいたところ、夜中になって「Antirabe(アンツィラベ)」という少し大きめの町に到着した。するとそこでは、夜中だと言うのに何やらたくさんの物売りが走りまわっていたのである。さっき、食いもんが欲しい時には何処に行っても全然いなかったくせに、いま頃になって、遅いよ、もう…。

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そこから目的の首都Antananarivoまでは、残り約3時間の道のりである。予定通りの進み具合で、AM7:00を廻った頃、視界の先に見た事のある懐かしい景色がひろがってきた。窓の外に見える長閑な田園風景の向うには、丘に張り付くようにして広がるタナの街並み。それを、朝靄と太陽の光が幻想的に演出している。なんか、心の底から「帰って来た…。」って感じがした。3週間ぶりの“帰還”に、ちょっと目頭が熱くなって来そうな気分(笑)。

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宿は、以前と同じ「Tana Jacaranda」にお世話になる事にしました。少し高い宿なんだけど、1泊だけだし、人がみんな親切だし。何より、Wireless Internetが無料で使えるってのが嬉しい。この3週間はほとんどブログに手を付けられなかったから、ここで少しでも更新しとかないとなぁ…。

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