09 July, 10

「Domestic。」

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昨日の夜以来、Mのお腹の具合がますます良くない。胃がキリキリと痛むってのも気になるところなのだけれど、それでも今日はフライトの日だから、空港へのお迎えが来るという「7時」に合わせて早朝に起きてみると…。

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Jが部屋の外に出てみると、そこには既に、見なれたAir Madagascarの担当者の顔が。
「スイマセン、いま仕度完了しますから…。」と、もう一度部屋の中へ戻ろうとすると、逆に向うから呼び止められた。

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「違うんだ、フライト時刻が変更になって、4時間ほど遅れそうなんだ。だから“迎え”も11時になるんで、それを伝えにここまで来たんだ。」
直前での再変更。…もう慣れたけど、一体何なんだ、この会社は…。
ただ、Mの調子を考えたら、少しでもベッドで寝てられるのは嬉しい事でもあるのです。結局そのまま10時過ぎまで2人並んで“2度寝”を貪り、宿のレストランでスープを頼んで朝食代わりにそいつを平らげた。普通に町の食堂で食べれば1500Arとか2000Arのものが、ここでは7000Arの高級品に!?町まで歩くには体調が良くないからそれでも注文しちゃったけど、ホテルってホントにぼったくってるよなぁ。…そんで、11時前になった頃に再び部屋の外へ出て、迎えの車が来るのを待つ。今度は荷物もしっかり用意してエントランス前で待機していたのだが、約束の時間を廻ってもなお、それらしい車が来る気配すらない。「なんか、いやな予感がするなぁ…。」もしや、約束忘れてたりしない!??
結局11時15分になっても車の音すら聞こえてこない状況にシビレを切らし、体調不良のMをその場に残してJが町の事務所までひとっ走りする事にした。
しかし、事務所に到着してみるとドアは完全にクローズされていて辺りには誰の姿も見当たらない。このまま飛行機が出ちゃってたりしたら、あいつ、一体どうしてやろうか…。しかたがないからドアを叩きまくり、「エアマダガスカル~!!」と叫びまくっていたところ、見なれた顔の兄ちゃんが向うから呑気な顔して近付いてきたのである。
「どうしたの。えっ、歩いてここまできたの?今迎えに行こうと思ってたとこなのにィ。」
…もう、いいや。
このテンションから考えて、フライトは全然、“まだ”みたいだし。焦ってたこっちがバカみたいな感じ。いや、焦るよ、これ逃したら次、1週間後なんだから…。

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結局夕方3時ころになって、ようやく空き地みたいな小さな空港にボロのプロペラ機が到着した。2人と同じように“待ちくたびれた感”が漂う日本人団体客御一行様と狭い機内を相席させてもらって、無事に2人はMorondavaへと向けて、真っ青な“マダガスカル晴れ”の空へと飛び立ったのです。この時点でも、Mのお腹は未だ治らず。向うで休んで、早く治ればいいけど…。

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