「アンタイムル紙工房。」
和紙に似た、手造りの紙を製作している工房。名前の由来は、この紙製作技術が東海岸に住むアンタイムル族に伝わるものだから、だとか…。
でも、実際の起源はアラブ人たちが持ち込んだイスラム教典「コーラン」の紙だとも言われているらしい。とにかく、どれもカラフルな花びらがあしらってあって、見た目にもおとても可愛らしい。
この木、「Avoha(アヴハ)」の皮が、ここの紙の原料になっている。
これを煮出して繊維を抽出し、このように一生懸命、小槌で叩きまして…。
それを水に溶かしたものを木枠に注ぎいれ、水分が抜けていくのを待つ。
…すると、こんな状態に。まだドロッとした紙の上に、花弁をきれいにあしらっていきます。
そして、その紙の用途に応じたサイズに1つづつ切り分けていく。
Mも1つだけ花弁を乗っけさせてもらってたけど、なかなか楽しそうな作業です。
あとは天日で乾かすのみ。最後は台布から「ぺリぺリっ」と気持ちの良い音をたててはがれてくれる。これがまた、何とも気持ちイイ(笑)。
お土産も少し購入しました。製作過程を説明してくれるオバちゃんもとても良いヒトで、もちろん英語は話せないけれど、親切な気持が伝わって来ました。良いトコロですよ。