「Parc National de l’Isalo ~PM~。」
午後も、広大な公園内を歩き続ける。そして、たくさんの動物たちにも会いました。
天気も素晴らしく、たまに太陽に掛かる雲が適度に涼しさを演出してくれたのも良かった。暑すぎず、非常に歩きやすいコンディション。
乾いた砂地の上には、様々な色のキレイな石が落ちていたり…。そういえば、この先数十キロいったあたりにある「Ilakaka(イラカカ)」という土地は、1997年に巨大なサファイヤが発見されて以来、宝石ラッシュで数年にして人口数万人の大都市になったらしい…。
途中の崖っぷちの道は、ペルーでマチュピチュに向かう時のインカ道を少し思わせた。…でも、あの時ほどの悲愴感は2人とも全くないけど(笑)。荷物も軽いし、気候も最高だし。
昼飯処となるキャンプサイトにて。十数匹の「ワオキツネザル(通称マキ)」が木の上で重なり合うように休んでた。こいつはこの公園内では非常にメジャーな動物の様で、ガイドのレオナルドも「絶対に観れるよ。」と言ってましたが、まさにその通りでした。
そんな“マキ”の大集団にカメラのレンズを向けていたところ、数m先からレオナルドの叫ぶ声が聞こえてきた。「こっちだ、こっち!シファカがいるよ!!」
ベローシファカ。こいつは地上に降りると横っ跳びしながら移動するという面白い性質を持っているらしいのですが、今回は1度も木の上から降りてきませんでした。…でも、シファカは野生で見る事自体なかなか難しい動物らしいので、2人はこの日ラッキーだったってことなのかな?フワフワでカワイイ。2匹いました。ツガイですかね。
昼食後、渓谷の底を歩く。美しい小川が傍らを流れ、その景色は写真で表現しきれない感動を与えてくれました。
鮮やかな緑。苔むした岩の雰囲気がとても良い。
雨季には、この辺りは水位が上がって歩けなくなるらしい。でも、この小川沿いの道は今回のトレックルートの中でイチバン良かったと思う。
渓谷を遡った先に現れた滝。Blue Piscine(青い泉)とBlack Piscine(黒い泉)という2つの泉と滝が連続して現れるんだけど、その目的地自体よりも、その過程の小道がとても素晴らしかった。癒されます。
そして、帰りには別のキツネザルがお別れの挨拶(!?)に。Brown Lemur(茶色キツネザル)。この辺で良く見る種類のキツネザルらしい。他のキツネザルより、ちょっと猿的要素が強いかも。バイバイ。とにかく、イサロは楽しめたなぁ。