15 May, 10

「National Railways Zimbabwe。」

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Bulawayo(ブラワヨ)から、Victoria Falls(ビクトリアフォールズ)へ。

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Great Zimbabwe遺跡見学後、進路をHarareではなくBulawayoへと向けたのは、ここ(Masvingo)からならそういうルートでZambia(ザンビア)を目指すのもありかなぁって、ふとそういう思い付きが頭をよぎったという、まぁそれだけの理由で…。

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前回見る事が出来なかった、Zambiaサイドからのビクトリア滝を改めて見に行く事が出来るってのも魅力的だし。そしてさらにもう一つ、決め手となった要因があるとすれば、それがこの“鉄道を使っての旅路”だったんじゃないかと思う。

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Bulawayo(ブラワヨ)~Victoria Falls間は夜行列車によって繋がれているということに最近になって気づき、「最近バスばっかりの移動だから、たまには列車ってのもいいなぁ。しかも寝台。宿代が浮くっていう利点もあるし…」と、途中からは何だかもう、それしかないって気分にはなってしまったのである。

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Masvingoをバスで出発した際には、色々と嫌なゴタゴタがあった。Bulawayo行きのバスをターミナルで探していた2人に、「バスはここからは出ないよ。Bulawayoまでの料金は7ドルだ。おれらが連れてってやるから来な。」と、乗せられた車でバスの停車場所へと向かった2人。

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確かに車はバスのところへやってきたのだが、ブラワヨまでと念をおして訊いたはずの7ドルという料金が、実はこの車移動の“Taxi代”だけだというのである。ミニバスで来たら50セントの距離に、7ドルなんてだせるわけないでしょ!!?

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結局彼らは、バス会社で働いているのでもないらしい。完全に支払いを拒絶して停車しているバスの中に座り、実際のBulawayo行き料金1人US$8を払って、そこまで追いかけて来て“いちゃもん”付けてくるTaxi運転手3人(1台に3人も関係者が乗っかってた)を、とにかく無視し続ける。

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それでもあんまりうるさいもんだから、「じゃぁ、警察いこうよ、警察!!」と怒鳴ったところ、予想に反して「それがいい、そうしようじゃないか!」との返事がかえってきたのには驚いた。その後外へ出ようとすると、バスの中に警官が1人座っている事に気づき、つたない英語で状況を伝えつつその場で判断を下してもらおうという展開に…。

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そして、お互いにああだこうだと吠えまくったあとの数分後…。警察官が一言。「最初にきちんとしたヤツに頼まなかったあんたらも悪い。ここはひとつ、US$5を彼らに支払って、それで示談ってことにしようじゃないですか。」…そんなばかな!!?あいつらがウソついて金を捕ろうとしてるってのに、何でUS$5も支払わなきゃいけないんだ!

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その後も、説明し続ける2人。すると、「そんなに言うなら、この件はこれから警察署に行って手続きを踏んで解決しなきゃならなくなる。それじゃ時間も掛かってしまうから、ここはUS$5で手を売った方が早いと思うんだよねぇ…。」だって!?

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なんと、こんなにも警察が当てにならないなんて…。アフリカの警察が当てにならないって話は、色々な旅人からイヤって程聴かされていたけど、自分たちがそれに直面してホトホト、力が抜けてしまった。

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その後も10分、20分とそんな無益なやりとりを繰り返し、最後には2人とも疲れ果ててしまって、結局人づてに(直接渡すのはイヤだったから)US$5を支払ってしまった。BulawayoまでがUS$8なのに、2分の距離でUS$5って…。とにかくそうして、2人はBulawayoへ。そこからPM8:00発の列車に乗り込み、2度目のVictoria Fallsを目指す。そして、14時間以上の長旅の末にたどり着いたその場所から、歩みを止めずにそのままZambia(ザンビア)サイドの町Livingstone(リビングストン)へと向かいます。

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