「Finally…。」
Harareを出てから3日目にして、ようやくGreat Zimbabweにやって来ました。
最初、Harareの家でSolomonと話していた計画では、初日のうちにこの遺跡見学は終わっているハズだったんだけど…。あいつが特別なのか、Zimbabwe人がみなそうなのか、とにかくやたらと段取りが悪いのである。
たとえば、Harare(ハラレ)からMasvingo(マシンゴ)までは距離にして約300km、普通に考えても3時間くらいは掛かるところなのに、彼は何故だかそれを1時間だと勘違いしている。それは、Masvingoの町から彼の村までの場合にもしかりで、「何度往復しても、片道3時間掛かってる。」と説明してみても、「そんなはずはない、1時間くらいなはずだ。」と、まったくとりあおうとしないのである。
その“独特の時間感覚”のせいで昨日も一昨日もここGreat Zimbabweに来れなかったわけなのだが、3日目の今日、「早めに出よう!」といった2人の意見がようやく認められ、何とか到達することができた。…逆に、2人が何も言わなかったら、多分今日も間に合わなかっただろう。彼は「日本人相手に観光手配の仕事がしたい」的なことを話したりもしていたのだが、それは絶対に無理でしょう(笑)。
ここに到着した際にも彼の段取りの悪さと金銭感覚の無さによる問題でちょっとした口論となり、最後には国立公園内に入らない彼とケンカ別れの様にBye-Byeしてきてしまったくらいで…。多分あの時点で彼は自分のお金を1銭も持ってきてなかったはずで(この旅は自分が持つといったくせに金を持ってない時点で話がおかしいんだけど)、どうやってハラレまで戻るつもりなのか、ちょっと気になったりもするんだけど!?
とにかく、ここから再び2人だけの旅の再会です。その始まりの地となる場所、Great Zimbabweにて、夕焼け刻を過ごす。
3日目の今日にしても、結局夕焼け時刻なのです、この時点で。見学後の日暮れ後に移動をするのはちょっと嫌だったから、今夜はこの公園に併設されたキャンプサイトで1夜を明かすことにしました。
問題の遺跡そのものに関して言うと、巷では「あまりパッとしない世界遺産」的な評価もちらほらとあったりするようですが、実際のところはそんなことないと思う。
これだけの大きな建造物(石造建造物としては、ピラミッドに次いで世界で2番目に大きいらしい)を石を積み上げる事で造り上げたという事実は、驚愕に値するでしょう。
人気がないおかげで人がほとんどいないってのもいい(笑)。なんというか、世界遺産全部まるごと1人占め(2人占めか)って感じ。Hill Complexと呼ばれる場所の丘の上から見る周辺地域の風景も見事で、ジンバブエに来たのであれば、見る価値は十分にあると思いますよ。