「Bagamoyo。」
Dar Es Salaamの市内からダラダラ(乗合ミニバス)を乗り継いで、約2時間。日帰りで、Dar Es~ 北西にある海辺の小さな町「Bagamoyo(バガモヨ)」へ行ってきた。
ダラダラの窓から見える景色も時間と共に南国のそれへと変わっていき、たくさんのヤシの木が立ち並ぶ“ヤシ林”を通り過ぎた頃にバスはBagamoyoのターミナルに到着する。
そこからは歩いて海辺まで出る事が出来るのだが、ターミナル横に止められていたトゥクトゥク風乗物の姿が気になり、結局それに乗ってビーチサイドまで移動することにした。
5分ほどの移動で、料金は2000Tsh(≒US$1.5)。ダラダラと比較したらえらく高いけど、気分的にはかなり爽快で、車内から町の雰囲気を探る事も出来た。
ここはかつて、奴隷貿易で栄えた港街で、ビーチ周辺にはその時代を偲ばせる古い建物が点々と残されている。そういった歴史的背景ももちろん興味深いが、イスラム的な文化を漂わせた建物と、町全体の少し寂れた感じが何だかちょっと“イイ雰囲気”で、緑の多い海沿いの道も歩いていてとても気持ちがいい。人も、Dar Es Salaamあたりなんかより随分おおらかで優しく、会話やら何やら、気負いなくゆっくりと楽しむことが出来る。やっぱり、町よりも田舎のほうが旅は断然、楽しいのかもしれない。